~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第271回)
上の大きさ比較画像にはジグラートが参加していませんが大箱も多く、それぞれ迫力のパッケージ画が魅力的で人気があります。※メカコレ宇宙戦艦ヤマトは大きさ比較用です。
「宇宙科学シリーズ」「S.F.宇宙シリーズ」「宇宙戦車シリーズ」の3シリーズに分かれ、全て電動モーター機動になっています。
それでは、発売順に紹介していきます。
「宇宙科学シリーズ」「S.F.宇宙シリーズ」「宇宙戦車シリーズ」の3シリーズに分かれ、全て電動モーター機動になっています。
それでは、発売順に紹介していきます。
●「ホバークラフト ジュピター」
発売は1966年12月で当時価格は1500円。パワーパックでコンセントから電源を取るタイプ。マブチFT-16モーター2個、パワーパック(12V)は別売り。
本体は発泡スチオロール製。リモートコントロール操作でジュピターが浮き上り、2つのプロペラ操作で前進・空中停止・後進が可能。品番はKIT No.820。
宇宙戦車系ではないので、今井科学のSFメカとしては忘れられがち。箱サイズはオリジナルSFキットとしては最大の30.5×46×8センチ。シリーズ名は「イマイプラスチックモデル 宇宙科学シリーズNo.2」。シリーズNo.1は「ジェミニ・セブン」で、続くNo.3は今井科学の大ヒット商品サンダーバードシリーズ、第1号プラモデルの「サンダーバード2号」。
●「宇宙戦車 デスカバラ」
発売は1966年12月で当時価格は1500円。パワーパックでコンセントから電源を取るタイプ。マブチFT-16モーター2個、パワーパック(12V)は別売り。
本体は発泡スチオロール製。リモートコントロール操作でジュピターが浮き上り、2つのプロペラ操作で前進・空中停止・後進が可能。品番はKIT No.820。
宇宙戦車系ではないので、今井科学のSFメカとしては忘れられがち。箱サイズはオリジナルSFキットとしては最大の30.5×46×8センチ。シリーズ名は「イマイプラスチックモデル 宇宙科学シリーズNo.2」。シリーズNo.1は「ジェミニ・セブン」で、続くNo.3は今井科学の大ヒット商品サンダーバードシリーズ、第1号プラモデルの「サンダーバード2号」。
●「宇宙戦車 デスカバラ」
発売は1967年8月発売で当時価格は400円。1000円の値上げシールが貼られているものも確認されています。マブチ13モーター1個、単2乾電池2本使用で全て別売り。シリーズ名は「イマイプラスチックモデル 宇宙戦車シリーズNo.1」。
初期生産版は本体成形色が赤色で操縦席が青色。後期はオレンジ色と操縦席は白色の組み合わせでキャタピラは袋に入らずそのまま入っています。初期の赤色の方がレア。
品番はKIT.No.950で箱サイズは22×36×5.6センチ。連結戦車クローラーと箱サイズが同じように見えますが、若干横幅が短いです。
輸出版もあり、確認されているものはパッケージは国内版と同じですが、組立書のみ英字で、内容物は赤色+青色組み合わせの初期版です。
組立書紹介記事は→こちら
初期生産版は本体成形色が赤色で操縦席が青色。後期はオレンジ色と操縦席は白色の組み合わせでキャタピラは袋に入らずそのまま入っています。初期の赤色の方がレア。
品番はKIT.No.950で箱サイズは22×36×5.6センチ。連結戦車クローラーと箱サイズが同じように見えますが、若干横幅が短いです。
輸出版もあり、確認されているものはパッケージは国内版と同じですが、組立書のみ英字で、内容物は赤色+青色組み合わせの初期版です。
組立書紹介記事は→こちら
(ギミック紹介)
〇スイッチにより中央の円形キャタピラが回転し前進します。
〇上部の集光板(太陽電池)は走行中に回転します。
〇透明ドームより内部の操縦室が見えます。
〇ゴムキャタピラで前進します。
〇乗員6名ミニモデル入り。
〇補助車輪はダブルタイヤになっています(前後計8個)。
(紹介文)
これが宇宙戦車だ!たくさんのロケットや人工衛星が地上を飛び立ち、地球のパイオニアとして果てしない未知の宇宙にいどみ、そして、そのなぞは次々に解き明かされています。この宇宙時代にもっとも重要な役割を果たすのがこの宇宙戦車デスカバラなのだ。
●「 S.F.宇宙カー アキレス」
発売は1967年9月で当時価格は250円。RE14モーター1個、単3乾電池1本使用で全て別売り。シリーズ名は「イマイプラスチックモデル S.F.宇宙シリーズNo.1」。品番はKIT No.680で箱サイズは19×27×5センチ。青系主体のパッケージアートは小松崎茂氏ならでは。傑作の1枚です。
後輪に支えられた車体を、前部にあるプロペラで浮かして走行します。
(ギミック紹介)
〇車体に取り付けられたプロペラ軸によって全く新しい走行法ですべるように走ります。
〇本体左右のミサイル弾が手動により発射します。
〇廊下などの平な所で走らせてください。
●「SFミサイル戦車 スパイダーM 2000T」
発売は1967年12月発売で当時価格は600円。RE-26モーター1個、単2電池2本使用で全て別売り。シリーズ名は「宇宙戦車シリーズNo.2」。品番はKIT No.951で箱サイズは27.5×39.5×6センチ。
リモートコントロールで走行&ミサイル発射。リモコンボックスは組立済み。デットストック品はなかなかお目にかかれない逸品です。
(ギミック紹介)
〇リモートコントロール方式により前進及びモーター逆回転により方向転換します。
又自動的に本体両側に装置されたミサイルが発射します。
〇本体に格納されたS.F.カーが自動発車します。
●「ノンストップSFミサイル戦車 ジグラード M2000T」
発売は1968年3月で当時価格は450円。RE-26モーター1個、単3乾電池2本使用で全て別売り。市場で見かけるのはほぼ海外パッケージ版。海外版はモーター入りで箱中の帯は無し。国内版は帯あり。シリーズ名は「宇宙戦車シリーズNO.3」。品番はKIT No.952で箱サイズは22×36×5.5センチ。
海外版はたまに見かけますが、国内版は本当に見ません。
ノンストップSFミサイル戦車の「ノンストップ」の意味は、走行中に先端が障害物にぶつかると、その場で向きを変えて走り続けることができるから。
(ギミック紹介)
〇RE-26モーター1個 単3乾電池2本使用。
〇モーター動力により走ります。
〇前進中に先端が障害物にぶつかると、自動的に左右のキャタピラがたがいに逆回転し、その場所で回転します。
〇戦車が回転している時、自動的に発射台が上りロケットとミサイルが発射されます。
〇ロケットの羽根は発射前は閉じていますが、発射されると自動的に開きます。
〇ミサイルとロケットが発射されると戦車は再び前進します。
●「連結戦車 クローラー」
発売は1968年7月発売で当時価格は450円。RE-26モーター1個、単3乾電池2本使用で全て別売り。シリーズ名は「イマイ宇宙科学シリーズNo.7」。品番はKIT No.2007 で箱サイズは22×36.5×5.5センチ。唯一、商品名を変えて2000年代まで再転生されてきた商品。
再販含め、詳しい過去記事紹介は→こちら
(ギミック紹介)
〇レーザーガンを回転及び上下に動かすことができます。
〇ミサイル発射台を回転及び上下に動かすことができます。
〇ミサイルを手動で2発発射できます。
〇前進・後進の2段切り替えスイッチになっています。
〇4個のキャタピラで悪路でも走ります。又8センチ位の垂直な障害でも乗り越えます。(登坂最大)
〇車体が上に25度、下に40度屈折できます。
(紹介文)
それは、毛虫の様に這いずり回るという意味。2対のキャタピラ、連結されたボディは、特に岩山地帯、険しい山道、急な坂道などに向くように考案設計されたものである。乗員は3名、装備している物はどんなものでも灰にしてしまう強力レーザーガン、対空ミサイル2基、夜間攻撃に備え赤外線サーチライト・・・etc。 これからの未来戦争兵器の1つになるだろう。
(2024.4.14 追加)
●「宇宙船 シリカ」
〇スイッチにより中央の円形キャタピラが回転し前進します。
〇上部の集光板(太陽電池)は走行中に回転します。
〇透明ドームより内部の操縦室が見えます。
〇ゴムキャタピラで前進します。
〇乗員6名ミニモデル入り。
〇補助車輪はダブルタイヤになっています(前後計8個)。
(紹介文)
これが宇宙戦車だ!たくさんのロケットや人工衛星が地上を飛び立ち、地球のパイオニアとして果てしない未知の宇宙にいどみ、そして、そのなぞは次々に解き明かされています。この宇宙時代にもっとも重要な役割を果たすのがこの宇宙戦車デスカバラなのだ。
●「 S.F.宇宙カー アキレス」
発売は1967年9月で当時価格は250円。RE14モーター1個、単3乾電池1本使用で全て別売り。シリーズ名は「イマイプラスチックモデル S.F.宇宙シリーズNo.1」。品番はKIT No.680で箱サイズは19×27×5センチ。青系主体のパッケージアートは小松崎茂氏ならでは。傑作の1枚です。
後輪に支えられた車体を、前部にあるプロペラで浮かして走行します。
(ギミック紹介)
〇車体に取り付けられたプロペラ軸によって全く新しい走行法ですべるように走ります。
〇本体左右のミサイル弾が手動により発射します。
〇廊下などの平な所で走らせてください。
●「SFミサイル戦車 スパイダーM 2000T」
発売は1967年12月発売で当時価格は600円。RE-26モーター1個、単2電池2本使用で全て別売り。シリーズ名は「宇宙戦車シリーズNo.2」。品番はKIT No.951で箱サイズは27.5×39.5×6センチ。
リモートコントロールで走行&ミサイル発射。リモコンボックスは組立済み。デットストック品はなかなかお目にかかれない逸品です。
(ギミック紹介)
〇リモートコントロール方式により前進及びモーター逆回転により方向転換します。
又自動的に本体両側に装置されたミサイルが発射します。
〇本体に格納されたS.F.カーが自動発車します。
●「ノンストップSFミサイル戦車 ジグラード M2000T」
発売は1968年3月で当時価格は450円。RE-26モーター1個、単3乾電池2本使用で全て別売り。市場で見かけるのはほぼ海外パッケージ版。海外版はモーター入りで箱中の帯は無し。国内版は帯あり。シリーズ名は「宇宙戦車シリーズNO.3」。品番はKIT No.952で箱サイズは22×36×5.5センチ。
海外版はたまに見かけますが、国内版は本当に見ません。
ノンストップSFミサイル戦車の「ノンストップ」の意味は、走行中に先端が障害物にぶつかると、その場で向きを変えて走り続けることができるから。
(ギミック紹介)
〇RE-26モーター1個 単3乾電池2本使用。
〇モーター動力により走ります。
〇前進中に先端が障害物にぶつかると、自動的に左右のキャタピラがたがいに逆回転し、その場所で回転します。
〇戦車が回転している時、自動的に発射台が上りロケットとミサイルが発射されます。
〇ロケットの羽根は発射前は閉じていますが、発射されると自動的に開きます。
〇ミサイルとロケットが発射されると戦車は再び前進します。
●「連結戦車 クローラー」
発売は1968年7月発売で当時価格は450円。RE-26モーター1個、単3乾電池2本使用で全て別売り。シリーズ名は「イマイ宇宙科学シリーズNo.7」。品番はKIT No.2007 で箱サイズは22×36.5×5.5センチ。唯一、商品名を変えて2000年代まで再転生されてきた商品。
再販含め、詳しい過去記事紹介は→こちら
(ギミック紹介)
〇レーザーガンを回転及び上下に動かすことができます。
〇ミサイル発射台を回転及び上下に動かすことができます。
〇ミサイルを手動で2発発射できます。
〇前進・後進の2段切り替えスイッチになっています。
〇4個のキャタピラで悪路でも走ります。又8センチ位の垂直な障害でも乗り越えます。(登坂最大)
〇車体が上に25度、下に40度屈折できます。
(紹介文)
それは、毛虫の様に這いずり回るという意味。2対のキャタピラ、連結されたボディは、特に岩山地帯、険しい山道、急な坂道などに向くように考案設計されたものである。乗員は3名、装備している物はどんなものでも灰にしてしまう強力レーザーガン、対空ミサイル2基、夜間攻撃に備え赤外線サーチライト・・・etc。 これからの未来戦争兵器の1つになるだろう。
(2024.4.14 追加)
●「宇宙船 シリカ」
シリカの紹介が抜けていましたので追加です。
発売は1961年2月(今井科学キャラクタープラモ全集では7月頃発売と紹介)で、当時価格は260円。TKKマブチモーターNo.25、単3電池2本使用で全て別売り。品番表記は無しで、箱サイズは21.5×29×4.5センチ。「空気を上部より吸い込み、それを後部へ吐き出しその反動で走るダクトデット・ファン式です。」とあります。アキレス同様にプロペラにて浮上して走ります。
NHKの人形劇「宇宙船シリカ」の商品と言われてきましたが、劇中の宇宙船とは形状が違うとのことで、現在では今井科学のオリジナルSFメカということになっています。今井科学のロゴが初期ロゴというところがこれまたオーラを増幅させています。
画像のように海外版も確認されています。 国内版含め、激レアです。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
画像のように海外版も確認されています。 国内版含め、激レアです。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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