~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第118回)
今回の絶版プラモデル情報局は、マルサン商店の電動怪獣「ゴメス」を紹介します。
発売は1966年8月。当時450円で品番はART NO.496。箱サイズは34×26×6センチで、完成全高は24.3センチ。 リモコンにより両腕を振りながら電動歩行します。
ウルトラシリーズの中で最初に商品化されたのが、この「ゴメス」です。
組済み完成品は、マルサン電動怪獣の中では入手しやすい方ですが、角先が折れていたり、牙が無かったりのジャンク物が多いです。
今回はゴメスの「未組立品」から、貴重な画像をじっくりと紹介します。 未組立の箱中構成です。マルサン電動怪獣は、第一弾が「ゴジラ」、第二段が「バラゴン」、そして第三段が「ゴメス」となり、このゴメスから、リモコンの完成品が付属するようになりました。画像のリモコンは黒プラ製ですが、初期発売分は、青ブリキのリモコンになっています。
箱側面です。 側面に描かれている「ガラモン&ゴロー」「ペギラ&パゴス」は当時発売予告がされてた2個セット100円の告知と思われます。
別側面には「バルタン星人」と「ネロンガ」。コチラの面は、ガラモン箱と同じ構成です。
ゴメスのギヤボックスです。マルサン電動怪獣の初期に使われていた形状で、別売りのモーターをネジで留めるタイプです。
上画像下の2タイプがマルサン電動怪獣で良く見るギヤボックスです。ゴメスタイプのギヤボックスは、初期ラインナップのみで、使われていたのは、ゴジラ・バラゴン・ゴメス・ゴロー・ネロンガまでです。ネロンガはバラゴン金型流用商品なので初期発売組ではありませんがゴメスタイプとなります。
足軸は下画像のように割ピンで固定されているのが良くあるタイプです。
稀に、下画像のように足軸が割ピンではなく、プラ製のキャップで蓋接着するタイプがあります。
これは初期短期間発売された個体で、このキャップでの蓋接着タイプは、電動ゴジラやバラゴンの初期発売分にも見られる激レア個体となっています。
また、この初期発売分は、足裏パーツなどのランナー枠袋はマルサンのタグ付きとなっています。
顔アップです。
怪獣らしい、ゴツゴツした鱗モールド。
ウルトラQ、ウルトラマン含め、ウルトラシリーズプラモデルは、このゴメスからスタートしました。人口着色された箱絵、当時450円という高額商品、テレビ画面そのまま電動歩行する怪獣!!
マルサン電動怪獣「ゴメス」。絶版プラモデルコレクションアイテムの最高峰の一つです。 絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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