~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第98回)
今回は、日東科学人気ナンバー1オリジナル怪獣、「ワニゴン」を紹介いたします。
カリブ海生まれ、慎重150m、体重250トン、原子力潜水艦の約12倍の速さで泳ぎ、前足から3000度の高熱を出す。こんな敵怪獣にガメラは勝てるのか?当時の子供達は次回作のガメラの敵怪獣だと思い込んでいたそうです。
●海底怪獣「ワニゴン」初版(NITTOロゴ版)
発売は1966年9月で箱サイズは11.5×27×4センチ。
1966年9月に「ワニゴン」、続いて「ガマロン」の発売と共に、ガメラやバルゴンの箱も箱側面に「ウルトラ怪獣シリーズ」と表記された4怪獣紹介のデザインに変更されています。
組立書のサイズは31.6×22.7センチでこの大きさの組立書は初版NITTOロゴ版のみ。 初版初期はカード入りで、カードの裏は時間割になっています。
●海底怪獣「ワニゴン」再販(NITTO KAGAKUロゴ版)
タグは赤青のストライプ。(赤青ストライプタグはNITTOロゴ版後期にも使用されている)
品番は「ART NO.499-300」。黄色箱シリーズは「ガメラ」「ガッパ」「ギャオス」「ワニゴン」の4種類。その後の青箱、赤箱シリーズは「ワニゴン」が「バルゴン」に変更されたため、1983年発売の白箱シリーズまでワニゴンは市場から姿を消すことになります。
組立書サイズは21×14.2センチ。このバージョンから組立書が新規デザインになっています。
当時価格は100円。成形色はオレンジ色。品番は「ART NO.80」。
スクリュー部分を除けば、完成全長は歩行版と同じ。
1966年9月に「ワニゴン」、続いて「ガマロン」の発売と共に、ガメラやバルゴンの箱も箱側面に「ウルトラ怪獣シリーズ」と表記された4怪獣紹介のデザインに変更されています。
組立書のサイズは31.6×22.7センチでこの大きさの組立書は初版NITTOロゴ版のみ。 初版初期はカード入りで、カードの裏は時間割になっています。
●海底怪獣「ワニゴン」再販(NITTO KAGAKUロゴ版)
1970年3月に再発売されたとの記載があり(50年史データベース)、そのまま流通が続き、1971年4月頃のロゴ変更に伴い、ロゴ変更版になったと思われる。箱サイズは変更なしの11.5×27×4センチ。
同年夏辺りにST表記版が出荷されているはずだが、いまのところ未確認。(2023.2.27 追加修正)
箱の日東ロゴが変更され、組立書が26.5×19.2センチと少し小さくなった。このロゴの変更に伴う組立書のサイズ変更は同ガメラゼンマイ歩行シリーズ全てに見られます。
タグは赤青のストライプ。(赤青ストライプタグはNITTOロゴ版後期にも使用されている)
シール表示は「NITTO 300」。
●黄色箱 海底怪獣「ワニゴン」
発売は1975年頃で箱サイズは約15×23×4センチ。
当時価格は300円。成形色は茶色で変更なし。発売は1975年頃で箱サイズは約15×23×4センチ。
品番は「ART NO.499-300」。黄色箱シリーズは「ガメラ」「ガッパ」「ギャオス」「ワニゴン」の4種類。その後の青箱、赤箱シリーズは「ワニゴン」が「バルゴン」に変更されたため、1983年発売の白箱シリーズまでワニゴンは市場から姿を消すことになります。
組立書サイズは26.5×19.2センチ。黄色箱版の特徴は右上に印刷されている「3点マーク」。
第三次怪獣ブームに乗って、ガッパ、ガマロンと共に復活。完全限定復刻版ということで、出荷時はシュリンク梱包されていました。
●白箱復刻版 海底怪獣「ワニゴン」
完全限定復刻版1983年9月発売で箱サイズは15.5×27×4.5センチ。
当時価格は700円。成形色は茶色で変更なし。品番は「ART NO.23064-700」完全限定復刻版1983年9月発売で箱サイズは15.5×27×4.5センチ。
第三次怪獣ブームに乗って、ガッパ、ガマロンと共に復活。完全限定復刻版ということで、出荷時はシュリンク梱包されていました。
組立書サイズは21×14.2センチ。このバージョンから組立書が新規デザインになっています。
●海底怪獣「水中ワニゴン」
長年謎だったワニゴンが存在します。そう、水中ワニゴンです。
1967年夏発売で箱サイズは10.7×25.5×3センチ。
1967年夏発売で箱サイズは10.7×25.5×3センチ。
箱はゼンマイ歩行版よりも少し小さいです。
スクリュー部分を除けば、完成全長は歩行版と同じ。
尾先のスクリューンにて水上?を泳ぐ。水中モーターも取り付け可能。
組立書サイズは26.1×19.2センチ。
ゼンマイ歩行ワニゴンと形状は同じなので、金型修正で水中版に改良した物と思われますが、パーツの金型傷などから推測すると増金型のようです。
水中ワニゴンは、現存数の少なさから、短期間の1967年夏のみ発売と思われる激レア品で、オリジナル怪獣プラモデルでの市場評価額はおそらくNo.1。
細長いミニカードが入っている物も確認されています。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
水中ワニゴンは、現存数の少なさから、短期間の1967年夏のみ発売と思われる激レア品で、オリジナル怪獣プラモデルでの市場評価額はおそらくNo.1。
細長いミニカードが入っている物も確認されています。
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