絶版プラモデル情報局: 1/100　ガンダム　初版＆最新再版　紹介

2021年12月24日金曜日

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

（第215回）

今回は1980年の初版発売から700円の価格も変更されず、ほぼ同じ内容で41年後の2021年末に店頭に並んでいる1/100ガンダムを紹介いたします。1980年の初版と2021年末再販の比較をお楽しみ下さい。　また、初版の前期？物も紹介いたします。

パッケージの紙質は超光沢になっていますが、表紙デザインはほぼ同じ。　記述は上下2か所変更されてます。

側面です。バーコードが追加されたり、注意事項が増えたり、バンダイロゴが青くなったりと、約40年という時代の変化を感じます。

箱中です。1/1200のホワイトベースは再販時に中台紙がなくなっているので物足りなさを感じますが、1/100ガンダムは元から帯はなかったので、特に変化は感じません。

組立書です。指示の仕方などが、少し丁寧な説明に変化しています。

（1980年発売の初版について）
1/100の初版は一般的に、「シールドの十字マーク」や「前腰のVマーク」などがデカール処理になっている物と紹介されます。

この初版の組立書には記述違いがあります。　「手」の塗装指示を「グレー」と記述されているタイプです。その後の再販1/100ガンダムの組立書を追っていくと、この「グレー」指示は削除されているので、「記述アリが初期発売分」と考察します。

※記述が削除された時期は今のところ不明です。

1/144ガンダム初版ほど比較検討はしていないので、金型修正までは確認できていません。

一応、参考までに所有の「記述アリ版」の情報をお知らせしておきます。外からわかる差異は2点です。

1）バズーカ上に印刷ミスの「青点」があります。
2）1/48AFVコレクションのチラシが入っています。

最後に、レアな1981年発売の1/100韓国版のガンダムも紹介しておきます。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

（みくに文具　上田大）

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