2025年8月31日日曜日

バンダイ「がんばれ!!タブチくん!!」のプラモデル

 ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第304回)

今回の絶版プラモデル情報局は、バンダイの「がんばれ!!タブチくん!!」シリーズを紹介します。

「がんばれ!!タブチくん!!」は、週刊漫画アクションに連載されていた四コマ漫画を原作に映画化され、映画第一弾に合わせてバンダイからプラモデル化。

発売期間は思ったより長く1979年12月の発売でしたが、1982年のバンダイカタログにも掲載されています。当時のキャラクターものとしてはプチロングセラー商品でした。シリーズは全2種。ただしプチロングセラー商品ということで、表記違いが存在します。

似た印象のあるゼンマイでノコノコ歩く「男はつらいよ 寅さん」も時期を同じくして登場した、第二弾的な系統シリーズです。

2025年8月15日金曜日

絶版プラモデルの完成品  その12

   ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第303回)

今回の絶版プラモデル情報局は、絶版プラモデルの「完成品」を紹介します。

絶版プラモデルの完成品というと、数十年たっている物がほとんどです。中には50年以上も昔に組み立てられ、ゆっくりと時間をかけて「味わい」となったプラ素材の退色具合は、骨董品に負けないほどの「良き古さ」のオーラとなっている物も多くあります。

そんな一点物の世界をお楽しみください。


今井科学 「ビッグX V3号
1964年発売で当時500円。
ロボットシリーズNo.7。両足に単二電池を収納し電動歩行。手首からミサイル発射。

2025年7月27日日曜日

マルザン「シルバースター」の組立書

 ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第302回)

今回はマルザンの「シルバースター」の組立書を紹介いたします。

マルザン キャプテンウルトラシリーズの中では、比較的現存率が高いです
1967年発売で当時価格は650円

マルサンは67年7月からマルザンへ社名変更をしています。
そのため、キャプテンウルトラシリーズにはロゴ変更時期が重なり、マルサンとマルザンのロゴ違い箱があるものもありますが、このシルバースターに関しては、マルザン箱のみとなっています。

シルバースターの最大の特徴は、リモコン操作により、空中に張ったケーブル上を前後移動できという点。夢とギミックが詰まった名作キットとなっています。

それでは、シルバースターの製作過程をお楽しみ下さい。

2025年7月11日金曜日

水中モーターみたいなプラモ「マリン トレーラー」

 ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第301回)

今回の絶版プラモデル情報局は、マブチの水中モーターみたいなプラモデル、日東科学の「マリン トレーラー」の紹介です。

水中モーターみたいなと紹介しましたが、実際の発売は水中モーターが登場する2年も前でした。

まずは、マブチの水中モーターの紹介です。
昭和の水物おもちゃやプラモデルの定番商品でした。
初期の単品水中モーターは青色。その後、赤色になります。
模型用として単品で発売されたのは、1967年(昭和42年)3月10日との記録があります。発売後2年間で約1000万個を超える大ヒットとなり、その後も長く親しまれましたが、2000年頃に生産は終了しました。

2025年6月16日月曜日

フジミのチビ丸「ゴジラシリーズ」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第300回)

絶版プラモデル情報局も、ついに第300回!
いつもご覧いただいている皆さまの応援のおかげです。本当にありがとうございます!!
今回はこの記念すべき節目にふさわしい題材として、「ゴジラプラモデル」の中から、前から少し気になっていたシリーズをご紹介したいと思います。

コレクターの視点も交えて、フジミ模型のチビ丸「ゴジラシリーズ」の紹介です。
2016年から始まった「ちび丸ゴジラ」シリーズ。今もなお、新作が加わり続けています。気がつけば、フジミ模型は、オーロラやマルサンから始まったゴジラプラモデルの歴史の中で、最多かつ最長のシリーズを展開するメーカーとなりました。

オーロラ、マルサン、ブルマァク、バンダイ、山勝、モノグラム、ポーラライツ、東宝といった歴代メーカーの系譜に連なる存在です。
※いずれも「主役ゴジラ」をキット化したメーカーに限定しています。

そのシリーズ数は予想以上に多くなり、一度整理しておかねばと思い続けていましたので、今回は良い機会となりました。それでは、フジミ模型の「ちび丸ゴジラ」シリーズを紹介していきます。

2025年6月4日水曜日

addar の「猿の惑星」シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第299回)

今回の絶版プラモデル情報局は、addarの猿の惑星シリーズの紹介です。

オーロラ社からの発売と間違われることが多いのですが、オーロラ社と関係の深いアダー社からの発売となっています。ポーラライツからパッケージデザインが同じでaddarのロゴをAURORAロゴにした復刻版が2000年からシリーズ発売されていますので、初版の収集には注意が必要です。

シリーズは下画像の6種+騎馬隊、それにボトルシリーズ3種で、全10種類です。
ボックスアートはオーロラ社も手掛けているハリー・シャーレ(Harry Schaare)が担当
addarの読み方ですが、当時の国内広告などではアダール社と呼ばれていたこともありましたが、その後、現在ではアダー社に統一されているようです。

アダー社はオーロラの関係者が設立させたアメリカの模型メーカーで、オーロラ社のオーナーが出資に関わったという記事も見かけました。設立約3年後の1976年末に倒産となっています。

2025年5月21日水曜日

学研のメカモシリーズ


~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第298回)

今回の絶版プラモデル情報局は、組立キットとして有名な学研の「メカモ」シリーズを紹介いたします。

プラモデルとは違いますが、金属製の組み立てキットで1972年に発売開始
「機械工学から生まれた動物ロボット”メカモ”」とのキャッチフレーズと共にメカモが9種、メカニマル3、そしてミニメカモが5種類発売されました。
全てボルト・ナットで組み立てられ、専用のドライバーやスパナもついていました。モーター付きで、主メカモはRE-26(RE-260)モーターで力強く動きました。
メカモの誕生秘話などは、これまでにも紹介される機会がありましたので、興味のある方はぜひ一度調べてみてください。