2025年10月30日木曜日

マルサン商店 怪獣豆シリーズ「ウルトラQ」

   ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第308回)

今回の絶版プラモデル情報局はマスコット怪獣プラモデルの最高峰マルサン商店の怪獣豆シリーズ、通称マスコットシリーズのウルトラQ怪獣を紹介します。
ラゴンはパッケージ画が巨大化したラゴンとなっていますので、ウルトラマン怪獣として次回に紹介します。


当時の雑誌広告から、当初は2種入りで100円を予定していたことが分かります。
この2大怪獣のイラストは、電動怪獣初期シリーズ「ゴメス」「ガラモン」「トドラ」の箱側面にも使用されています。

広告で紹介されている「リトラ」「ナメゴン」は発売されませんでした。
全マスコットパッケージに表記されているシリーズ名「ウルトラQ ウルトラマンの怪獣」ではなく、「ウルトラQ怪獣シリーズ」になっているところもポイントです。

電動シリーズとマスコットの大きさ比較画像です。
マルサン電動怪獣の中でも大箱のカネゴン(当時800円)ですが、一緒に並べると、このサイズ感になります。

それでは、マスコット怪獣を紹介していきます。
品番は発売順になっていませんが、今回は品番順で紹介します。


●怪獣豆シリーズ「カネゴン」
当時100円で1966年11月発売。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.415 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は10センチ。
コピーライトの位置は右腹下辺り。電動カネゴンと箱絵のポーズが似ているので、ペギラと同様に原画の使いまわしと紹介している書籍がありますが、別イラストです。
目が折れやすいです。マスコット怪獣第一号はカネゴンと言われています。
各マスコット怪獣の箱側面には、怪獣商品リストが表記されていますが、カネゴンのみ、どのパッケージにも紹介されていません。


●怪獣豆シリーズ「ゴメス」
※箱画像はウルトラ怪獣バリューブック(平成10年12月1日発行/株式会社グリーンアロー出版社)より
当時100円で1966年11月発売。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.416 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は10.5センチ。
コピーライトの位置は左腹辺り。

金型再利用され、オリジナル怪獣として再登場しています。
オリエンタルモデルの「ゴメラ」ヨーデルのミニミニ怪獣シリーズ「アマゴン」
コピーライトは消されています。オリエンタルモデルの「ウルトラエックス」のパッケージにはゴメス風の怪獣が描かれていますが、入っている怪獣はラゴン金型再利用怪獣になっています。
金型再利用に関しては過去記事を→コチラ


●怪獣豆シリーズ「パゴス」
※箱画像はウルトラ怪獣バリューブック(平成10年12月1日発行/株式会社グリーンアロー出版社)より
当時100円で1966年11月。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.418 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は10センチ。
コピーライトの位置は左腹辺り。


●怪獣豆シリーズ「ガラモン
当時100円で1966年11月。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.513 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は9.5センチ。
コピーライトの位置は左脇下辺り。


●怪獣豆シリーズ「ゴロー」
当時100円で1966年11月。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.579 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は9.4センチ。
コピーライトの位置は溝内辺り。


●怪獣豆シリーズ「ぺギラ」
当時100円で1966年11月。(プラモデル50年史データベースより)
品番はART.NO.580 。箱サイズ20×12×3センチ。完成品の全高は10センチ。
コピーライトの位置は左腹辺り。

金型再利用され、オリジナル怪獣として再登場しています。
オリエンタルモデルの「ウルトラゼット(おまけ怪獣)」、「ぺギラス」、ヨーデルのミニミニ怪獣シリーズ「ガバゴン」。
コピーライトは消されています。
金型再利用に関しては過去記事を→コチラ


~発売時期~
発売時期に関しては、今回はプラモデル50年史データベース情報を元に紹介していますが、コレクター向け専門書では「ウルトラ怪獣バリューブック(株式会社グリーンアロー出版社)」で紹介されている、当時の入荷情報を元にしている場合が多いようです。
参考までに紹介しておきます。
●カネゴン1966年秋頃
●ゴメス1966年秋頃
●ゴロー1966年秋頃
●ガラモン1966年冬頃
●ぺギラ1966年冬頃
●パゴス1967年春頃


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


(おまけ)
ガンプラ発売前夜のバンダイのプラモデルを紹介した動画です。当時のカタログなど貴重な資料満載です。マルイの「巨人の星」や「王貞治」、日東科学のドカベンシリーズなどの野球関係プラモデルも紹介しています。ぜひ、ご視聴下さい。
 
みくに文具 上田大)   
 


今回紹介したマスコット怪獣完成品は、全てタイムボックスにて在庫中です!値段をつけていないものもありますが、お問い合わせください。
現在、タイムボックスでは、昭和60年代、70年代、80年代を中心にプラモデル、高額買取中です! 完成品、箱だけ、組立書だけ、ジャンクなどのプラモデルでも、バンバン高額買取中です!! 他特撮、アニメ&ロボットプラモデルも買取強化中です!!


コレクションを買うも売るも、ぜひ、プラモデルに強いタイムボックスにお任せください。
買取・査定・その他のお問い合わせ 03-5706-4039 まで






0 件のコメント:

コメントを投稿