2015年6月26日金曜日

ガンマー第3号 宇宙大作戦シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第60回)

今回は、1968年12月に公開された「ガンマー第3号 宇宙大作戦」のプラモデルを紹介します。


緑商会からSF映画シリーズとし、3メカ計5種類が商品化されました。それらは全て、現在でも非常に人気の高いコレクションアイテムとなっています。
※緑商会1969年商品カタログより


(1)ロケット戦車(大・当時500円・モーターライズ)
1969年1月発売、完成全長は32.6センチ!
箱のサイズもシリーズ最大で20×38、厚みはなんと7.5センチ!
パトロールレッドランプ点灯、キャタピラはモーター駆動。 腹部ハッチの開閉によりジープ収納。さらにミサイル発射筒は本体と分離可。
シリーズコンプリートを目指すコレクター最大の鬼門。


(2)ロケット戦車(小・当時250円・ゼンマイ走行)
1969年1月発売、箱のサイズは17.3×26×4.5センチ。
完成全長は22.5センチで、ミサイル左右同時発射機能搭載。ゼンマイ走行
先端のクリヤーレッドの透明パーツが造形美に花を添えている。
商品にはロケット戦車(小)完成写真のカード付き


(3)宇宙船(大・当時250円・ゼンマイ走行他)
1969年1月発売、箱のサイズは17.3×26×4.5センチ。
完成全長は23.6センチで、水陸両用。
地上は「ゼンマイパーツ」、水中は「水中モーターパーツ」をポリキャップにより付け替え可能。これは、プロポーション重視設計とも思われる。
ロケット戦車(小)同様に、商品には宇宙船(大)完成写真のカード付き


(4)宇宙船(小・当時150円・ゴム走行他)
他4種から1カ月遅れの1969年2月発売。箱のサイズは13.5×23×4センチ。
完成全長は18センチで、ゴム動力による水陸両用。
宇宙船(大)同様に、ポリキャプにより水陸機構を取り付け変更。
動力パーツを全て取り外すと、(大)同様に劇中そっくりな宇宙船となる。



(5)宇宙ロケット(当時150円)
1969年1月発売、箱のサイズは23×14×4センチ。
スプリングで発射、基地付、完成全長は16センチ。 ロケット先端はゴムキャップ。ゴムは劣化するので入手の際は注意したいが、劣化していない個体の方が稀。
管制塔は透明パーツが使用されリアル志向。ただし、劇中にあった補助ブースターは造形されていない


発売から数か月後、アポロブームに乗り「ガンマー3号 宇宙ロケット」「アポロ 宇宙ロケット」改名し販売された。成形色はシルバーから白色に変更。組立書も内容は同じだが、最後の「遊び方のいろいろ」は省略された。 箱側面にはロケット戦車が紹介されているので、市場ではこの2種が混合して店頭にならんでいた可能性もある。「ガンマー3号 宇宙ロケット」はシリーズでも出にくい方なので、アポロに改名され、他よりも発売期間が短かったのが原因かもしれない。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


みくに文具 上田大)


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2015年6月4日木曜日

タカラ製 「スターウォーズ」プラモデル その2

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第59回)

今回は前回に続き、タカラの「スターウォーズシリーズ」を紹介します。


今回紹介するのは、ミニモデルです。 1978年、国内販売されたスターウォーズプラモデルシリーズには、タカラレベルから発売された6種の他に、実はTOY扱いのミニモデルシリーズが4種あります。4種の品番はタカラが発売したスターウォーズTOYシリーズに準じる「NO.410XXX-X」系統となっていますので、世間的にはTOY扱いの商品だったようです。今ではなかなかお目にかかれなくなった逸品です。


●「Xウィング」
 商品番号No410331-2。当時300円。
箱サイズは12×16×3.5センチ。組立図からわかるように、Xウィングは開閉可能。キャノピーは透明パーツ。R2-D2後ろの剥き出しメカはシルバーメッキ。デカールはシールとなっていた。台座は無し。成形色は白だが、後期発売分はクリーム色もあった。



●「R2-D2」
 商品番号No410332-4。当時300円。
箱サイズは12×16×3.5センチ。シルバーーメッキパーツあり。中脚はmpc社R2-D2を参考にしたようで、ほぼ同様な構造で収納可能。初期発売分には、組立図の「2」に不備があったようで、補足の別紙入り。その後、「2」部分の不備部分が修正された組立書に変更になっている。 

成形色は白だが、後期発売分はクリーム色もあった。下画像は変更前の初期組立書。


●「C-3PO」
 商品番号No410333-6。当時300円。

箱サイズは12×16×3.5センチ。お腹の数パーツがシルバーメッキ。成形色はゴールド
写真は素組みですが、台座が前後逆です。



●「タイファイター」
 商品番号No410334-8。当時300円。
箱サイズは12×16×3.5センチ。成形色はゴールド。これは、C-3POと同金型での同時成形されたためと思われる。コクピットは完成写真とは違い、無色透明パーツ。

翼がバネで脱着可能となっている。これは米国で発売されていたケナー社のタイファイターを参考にして商品化されたためのようで、実機には無い本体後部造形も、残念ながらケナー社と同じになってしまっている。


1978年、公開前の店舗向けタカラのおもちゃカタログには、このミニモデルの発売予告が写真入りで載っていたが、この時紹介されていたミニモデルのタイファイターはダース・ベイダー専用機。写真で掲載されている物は、試作が間に合わなかったのか、mpc社の物を使っていた。もしかすると、当初はダース・ベイダー専用機を予定していたのかもしれない。


このミニモデル4種の中ではR2-D2とXウィングがレア度が高い。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


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