~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第297回)
★一番大切なことは、やりすぎないこと。
汚れを落とすのは、「100」落としたいとすると「70」ぐらいでやめておく。無理して「100」を落とそうとすると、箱にダメージが出る可能性大です!! 後悔先に立たず! です。
汚れを落とすのは、「100」落としたいとすると「70」ぐらいでやめておく。無理して「100」を落とそうとすると、箱にダメージが出る可能性大です!! 後悔先に立たず! です。
まずは、おさらいということで、紹介済みのクリーニング方法「その1」「その2」です。
(その1)
私は、まずは最初に洗剤を試します。
紹介記事「その1」は→こちら
(その2)
次に、その1で取れない汚れ(油脂系)の場合、アルカリ電解水を試します。
紹介記事「その2」は→こちら
(注意)
国内のパッケージで色落ちは確認したことはありませんが、海外物だと表面処理がされていない印刷状態の物は色落ちを確認したことがあるので、使用には要注意!です。
そして、「その1(洗剤)」「その2(アルカリ電解水)」でも、取れない汚れの場合は、
(その3)
●●●●を使ったクリーニング方法を試します。
私は、まずは最初に洗剤を試します。
紹介記事「その1」は→こちら
(その2)
次に、その1で取れない汚れ(油脂系)の場合、アルカリ電解水を試します。
紹介記事「その2」は→こちら
(注意)
国内のパッケージで色落ちは確認したことはありませんが、海外物だと表面処理がされていない印刷状態の物は色落ちを確認したことがあるので、使用には要注意!です。
そして、「その1(洗剤)」「その2(アルカリ電解水)」でも、取れない汚れの場合は、
(その3)
●●●●を使ったクリーニング方法を試します。
下図のパッケージには、箱上に別の箱が長期間置かれていた跡がくっきり残っています。
上画像は「その1」「その2」クリーニング後のものです。※「その1」「その2」で落とせる汚れもありますので、それらのクリーニング作業をまずは行います。
(注意)
消しゴムの場合、印刷が徐々に薄くなっていくので、気が付いた時には手遅れになる場合が多いです。要注意です!
汚れ下層の印刷部分やその周辺も徐々に薄れていくので、まずは背景が「白色」部分を探して、「汚れが消せるか?」「力の入れ加減はどの程度か?」などを確認します。
今回は「999」の文字の中が白かったので、その部分で試してみました。結果は、上図の通り消しゴムでしっかり落ちました。
全体も消しゴム掛けをしました。
思った以上に奇麗になりました。ここまで上手く行くのは珍しいです。
今回は「999」の文字の中が白かったので、その部分で試してみました。結果は、上図の通り消しゴムでしっかり落ちました。
全体も消しゴム掛けをしました。
思った以上に奇麗になりました。ここまで上手く行くのは珍しいです。
消しゴムは、紹介しているクリーニング方法の中でも最も注意が必要です。
消しゴムでこすると、印刷面が徐々に薄れていくため、気付かないで進めてしまうと後で取り返しがつかなくなります。その結果、カラー部分が薄れ、汚れよりも色落ちが目立ってしまうので注意が必要です。
「銀河鉄道999」のこのキットは、80年代のプラモデルということで、表面にはしっかりと光沢コートが施されており、入手難易度も低いため、失敗しても買い替えが可能です。そこで今回はやや強気に消しゴムクリーニングを試しました。その結果、格段に綺麗な仕上がりました。もしこれが60年代〜70年代のA級絶版プラモデルであれば、私もここまで大胆には試さないと思います。
消しゴムを使う場合は「思い描いた7割で留める」ではなく、「5割でやめる」のが鉄則です。
消しゴムを使う場合は「思い描いた7割で留める」ではなく、「5割でやめる」のが鉄則です。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
※学芸員資格は保有してますが、箱補修に関しては独学ですので、作業は自己責任にてお願いいたします。洗剤にもいろいろ種類がありますが、全てを試しているわけではありません。
初心者必見! 絶版プラモ保存方法 その1→過去記事はこちら
初心者必見! 絶版プラモ保存方法 その2→過去記事はこちら
プラモデル箱の矯正方法→過去記事はこちら
プラモデル箱のクリーニング その1→過去記事はこちら
(みくに文具 上田大)
また、完成品、箱だけ、組立書だけ、ジャンクなどのプラモデルでも、バンバン高額買取中です!! 他特撮、アニメ&ロボットプラモデルも買取強化中です!!
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