2022年1月17日月曜日

昭和40年男 「第19回 日東科学のミラーマンシリーズ」補足情報

 ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第217回)
 
今回は発売中の「昭和40年男」で連載している、みくに文具のプラモ棚「第19回 日東科学のミラーマンシリーズ」の補足情報です。

昭和40年男の最新号は、全国の書店、コンビニに並んでいると思います。
ぜひお手元の40年男と比較しながら、補足情報をお楽しみ下さい。


まずは、大変申し訳なく思っておりますが、誤記の訂正です。
ダークロン写真横のキャプションですが、「ジャンボフェニックス」の紹介間違いです。
「4クール」と紹介していますが、「3クール」の間違いです。
こちらがNO.6のジャンボフェニックス。箱側面のデザインは他と同じです。バッジが外され、箱デザインが変更された2版の200円箱も存在します。

誌面で触れている日東科学の「帰ってきたウルトラマンシリーズ」のプラモデル。当時の日東科学カタログから紹介。
全てキャラメル箱で当時価格は50円。その後、上下箱100円で「サドラー」「アーストロン」「シュガロン」「シーゴラス」の4種のみが1974年に再販されます。

●定価は150円でしたが、200円、250円と2回値上げされたようです。

●品番はシリーズ順に「1.ミラーマン(ART.NO.342-150)」「2.アイアン(ART.NO.343-150)」「3.ダークロン(ART.NO.344-150)」「4.キティファイヤー(ART.NO.345-150)」「5.ザイラス(ART.NO.346-150)」「6.ジャンボフェニックス(ART.NO.341-150)」「ジャンボフェニックス2版(ART.NO.341-200)」。シリーズ順は番組登場順にはなっていません。 なぜか、ジャンボフェニックスは番号が前に戻っていますが、プラモデルではよくあることです。

●バッジもプラモデル同様に組み立て式でした。


●誌面ではレアチラシを紹介していますが、普通に目にするのはこちらのタイプの方かと思います。


紹介したように、バッジは怪獣毎に違う絵柄が入っていますが、チラシやNO.1のミラーマンの組立図を見る限りでは、なりきりグッズとして怪獣にはSGM隊員バッジが付く予定だったようです。
※ミラーマン組立書より


●当初の台座色は「ヒーローは黄色」、「怪獣は青色」と予定されていたようですが、実際の台座色は怪獣毎に決まっています。バッジも含め、イレギュラーな混入ミスもあるようですが、台座色とバッジをまとめた図です。中袋にタグ封のものが確認されてますが、タグ封の物が初期流通分というわけでもなさそうです。

各数字は、ここ10年内でネットで見かけた現存統計です。全体比率としての参考にして下さい。キティファイヤーが一番多いのは、まとめて発掘されたためです。なので、綺麗なものが多いです。ミラーマンもまとまった数が出たようで多いですが、人気があるので最近では市場で目にする機会は少ないです。

●初期出荷流通分のミラーマン
シリーズ通してゼンマイネジは全て青緑色ですが、初期流通分のミラーマンのみ赤色のようです。また、この初期流通分とみられるミラーマンはタグ封されていて、旧ロゴのNITTOロゴのタグが使用されています。なので、「このタグの物+赤ネジ」のみ初期流通分とみていいようです。
他デザインのタグは箱に値上げシールが貼られているものもあるので、流通時期は不明です。

●ST番号は全て同じ。
50円、150円のミラーマンシリーズ、そしてシルバー仮面シリーズに表記されているST番号は全て同じ番号になっています。ただし、1年後発売のジャンボフェニックスは違います。
STマーク表示導入時期の混乱のためだったからと推測します。

●誌面で紹介したデカールです。
ミラーマンのみ、専用デカールになっています。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。



みくに文具 上田大)



現在、タイムボックスでは今回紹介した日東科学のミラーマンシリーズ在庫中です。また、シルバー仮面シリーズも在庫中です。ネット公開していない在庫もありますので、気軽にお問い合わせください。

ミラーマンシリーズの在庫は→こちら

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