2018年11月29日木曜日

緑商会ロボットシリーズの再販 その2

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第142回)
 
今回も、緑商会のロボットシリーズ再販プラモデルを引き続き紹介いたします。

1960年代後半に発売されていた緑商会のオリジナルSFプラモデルパッケージとは少し違い、ライトな感じのロボット達を見かけることがあります。
1978年に4種類が再販されたチビコロ・ロボットシリーズです。


~チビコロ・ロボットシリーズ 1と2~
「GoGoガイガーマン」「GoGoガッツマン」です。

●「GoGoガイガーマン」
 1976年8月発売で当時価格は300円。品番はKSN-R-300-1、チビコロロボットシリーズ No.1。
●「GoGoガッツマン」
 1976年8月発売で当時価格は300円。品番はKSN-R-300-2、チビコロロボットシリーズ No.2。

2種共に箱サイズは同じで、約14×23.5×4センチ。デカールは無し。ST表示も無し
疑似的に足を動かしてのゼンマイ走行。走行を改善すべく、プラタイヤの滑り止めの輪ゴムが追加されています。この指示が「組立書②の続き」として別紙で入っています。
金型には修正が入らず、初版当時と同じ物となっています。
再販最大の特徴は、下図のように、黒目がコロコロ動く目玉が付いていることです。

本体は、カラフルな2色の成形色で構成されていますが、元の金型はひとつらしく、2色で成形したのち、出荷時にランナー束を交互に入れ替えることにより、2色構成を実現しています。なので、商品には、2パターンの色の組み合わせが存在しています。初版とほぼ同じ成形色も使われていますので、初版色と違う黄色小ランナー束はどうにもなりませんが、本体は、別色構成の個体をニコイチで組み合わせれば、初版と同等の1色成形色の物を組むことが可能となります。



~初版~
「GoGoガイガーマン」「GoGoガッツマン」の元ネタ初版です。 

●「スターキングロボ」
 1969年3月発売で当時価格は200円。箱サイズは24×14×5センチ。成形色はオレンジ色緑商会初のゼンマイ式ロボットとなっています。デカール付。ST表示は無し(有り版は未確認)。 組立書は片面1枚刷りですが、目玉指示以外は、「GoGoガイガーマン」と組立構成などは同じです。
●「ファイアーマン」
 1969年7月発売で当時価格は200円。現在までパッケージが確認できていない謎の逸品です。所有の方いらっしゃいましたら、情報、お寄せください。

初版と再版です。サイズはほぼ同じですが、厚さが違うのがわかります。



~チビコロ・ロボットシリーズ 3と4~
「アニマルボーイ」「スーパーボーイ」です。 

●「アニマルボーイ」
 1976年8月発売で当時価格は200円。品番はKSN-R-200-3、チビコロロボットシリーズ No.3。成形色は画像のようにオレンジ色と青色の2色。
●「スーパーボーイ」
 1976年8月発売で当時価格は200円。品番はKSN-R-300-4、チビコロロボットシリーズ No.4。成形色は黄色と緑色の2色。

2種共に箱サイズは同じで、約19.5×12×3.8センチ。デカールや目玉は無し。ST表示も無し。タイヤは出荷時にゼンマイに装着されています。
2色の成形色は「GoGoガイガーマン」「GoGoガッツマン」と同じように、入れ替えによるものなので、2パターンの組み合わせが存在します。
再販最大の特徴は、モーター走行(疑似歩行)だったものが、ゼンマイ走行になったことです。そのため、不要パーツの消去やパーツの追加など、金型に修正が入っています。
シリーズ1,2の「GoGoガイガーマン」「GoGoガッツマン」よりは市場で見かけない印象です。



~モーター仕様版~
「アニマルボーイ」「スーパーボーイ」の元ネタです。 

●「スチール ジャイアント」
 1965年4月発売で当時価格は100円。
●「ミサイルロボット」
 1965年4月発売で当時価格は100円。

2種共に初版は横型のイラスト箱(上図下段)で激レアです。良く知られているのは、上図上段の縦型写真箱の2版です。箱サイズは1,2版とも同じで、約23×13.5×4センチ。2版箱にはST表記版もあります
絶版プラモデル情報局(第73回)で触れたように、2版箱デザインをほぼそのままで、少し小さいタイプの箱も確認されています。再販の「アニマルボーイ」「スーパーボーイ」の箱サイズは、その小さい方に合わせたサイズとなっています。

ゼンマイ版への変更点比較用に、組立書を紹介しておきます。
モーター版は2版の組立書です。2版は初版から若干の記述文字が増えただけで同じ物となっています。

前回紹介した再販物と同じように、今回の再販ロボット達は、安い物は初版と比べると約1/10ほどで入手可能です。ぜひ、みかけましたら入手して当時のロボット達を楽しんでください。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
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