2013年3月14日木曜日

マルサン商会 金型流用怪獣

(第5回)

プラモデルメーカーが倒産すると、財産であるプラモデルの金型は、他メーカーに引き取られたりします。

さて、今回はそんなお話です。

オリエンタルモデルの「ウルトラエックス」と「ウルトラゼット」です。

箱絵には、見慣れた怪獣が描かれています。

当時は、パチ怪獣のプラモデルも一つのジャンルとして存在していましたが、
これは、倒産したマルサン商会の100円ウルトラ怪獣シリーズの金型流用商品です。

箱中にラゴンとペギラの姿が見えます。
金型流用ということで、マルサン商会が発売した100円怪獣シリーズのプラモデルと同じものが入っています。

怪獣名は「ラゴン」→「ラドゴン」、「ペギラ」→「ペギラス」に変更され、なぜか、「ウルトラエックス」の箱絵にはゴメスが描かれていますが、ゴメスではなく、ラゴンが入っています。
状態の悪い物は見ることはありますが、状態の良い物はなかなかお目にかかれません。

金型が流用された商品は、無版権物となる場合が多いので、プラモデルに刻印してある(C)表記は消されます。しかし、なぜかラゴンのみ、(C)刻印は消されずに残っています。

アンティークショップなどで
「オリエンタルのラゴンは(C)表記が残ってるんですよねぇ~」
と話したりすると、ショップオーナーから
「詳しいね~」
とお褒めの言葉をもらえるはずです。
昔から真贋情報の一つとされていましたので、こういった知識をこっそり楽しむことができれば、深コレクターの仲間入りです。

さて、オリエンタルモデルのほかにも、金型流用の商品を発売したメーカーがあります。
ヨーデルのミニミニ怪獣シリーズです。
因みに、ラゴン含め、3種全て、ヨーデル発売分には(C)刻印は消されています。


オリジナル商品でもある、マルサン商会100円怪獣シリーズ「ペギラ」「ラゴン」「ゴメス」は超お宝となっていますので、入手は大変困難です。
まずは、こういった金型流用プラモデルをコレクションし、数年、あるいは数十年かけて、じっくりとオリジナルとの出会いを待つのも、楽しみのひとつかもしれません。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 (みくに文具 上田大)



-ps-
タイムボックスでは、今回紹介したオリエンタルモデル2種、ヨーデル3種が入荷したしました!!
状態の良いものはなかなか出会えません。セットでの出会いも機会は少ないはずです。
在庫は各1つですのでお見逃しなく!

マルサン商会100円怪獣シリーズ、在庫切れのため高価買取中です!
http://www.timebox.jp/


-ps2-
マルサン商会100円怪獣シリーズは「ウルトラマンプラモデル大鑑(竹書房)」「ウルトラマン大全集(講談社)」「総天然色ウルトラQ 上巻(講談社)」「怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ(朝日ソノラマ)」「究極プラモデル大全(白夜書房)」「ウルトラ怪獣バリューブック(株式会社グリーンアロー出版社)」などで紹介されています

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