2026年6月23日火曜日

ツクダ「ガンダムメタルコレクション」その1

  ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第323回)
 
今回の絶版プラモデル情報局は、ツクダホビーの「ガンダムメタルコレクション」を紹介します。 
ガンプラが店頭から消え、なかなか手に入らない異常な状況が続いていた時代。そんな子供たちの心を支えたアイテムのひとつが、ガン消しやツクダホビーのメタルコレクションでした。ガンプラのディオラマでは遠景用として活躍するなど、模型ファンにも親しまれたシリーズです。今回は、絶版プラモデルの一種として紹介していきます。

シリーズ全32種とアイテム数が非常に多いため、2回に分けて紹介する予定です。今回は各商品の発売時期と、大型サイズの54mmシリーズを中心に見ていきます。

ガンダムメタルシリーズは、40mmと54mmの2サイズがメインとなっていました。
因みに、上図ガンダムの全高は54mmシリーズが57mm、40mmは42mmです。


各商品の市場投入時期は、当時の『ホビージャパン』誌の広告をもとに紹介します。

●ホビージャパン1981年3月号 初掲載広告
『ホビージャパン』での初掲載は1981年3月号です。 初めて表紙がガンプラのみで構成された、ガンプラブームの幕開けを象徴する記念的な号とも言われています。

誌面には「ガンダムゲームルールブック」のプレゼント企画やガンダムメタルの制作記事も掲載されており、ガンプラブームに先駆けたメタルシリーズの販促タイアップ企画だったように感じます。


●ホビージャパン1981年4月号 広告
新発売として、「アッガイ(No.19)」「ドダイYS(No.6)」「ホワイトベース(No.7)」が紹介されています。

●同じ4月号に掲載されたボークスの広告
「全種在庫により通販開始!」とあり、さすがボークス。当時から動きの速さがうかがえます。
さらに、「5,000円以上まとめて注文された方には、ツクダのロゴマーク6枚を送ることで、抽選で当たる『ガンダムゲームルールブック』を無料進呈と書かれていることから、ルールブックは販売店向けにもある程度配布されていたようです。
思い返せば、みくに文具にもメタルシリーズが入荷しており、ゲームルールブックも数冊一緒に届いていたような記憶があります。かなりあいまいな記憶なので断言はできませんが、そんな薄い記憶が残っています。


●ホビージャパン1981年5月号 広告
新発売として、「ガンキャノン(No.20)」「ガンタンク(No.21)」「ジオング(No.23)」「ゾック(No.22)」が紹介されています。


●ホビージャパン1981年6月号
広告出稿なし


●HOW TO BUILD GUNDAM広告(1981年7月31日発行)
広告では、「54mmサイズ各700円」「40mmサイズ各400円」の表記位置が逆になっています。また、近日発売として、「ザンジバル(No.32)」「コアファイター(No.31)」「ビグロ(No.27)」「ビグザム」が紹介されています。 なお、「ビグザム」は残念ながら未発売でした。


●54mmシリーズ
上図が54mmシリーズのパッケージです。
40mmのキャラメル箱仕様に対し、54mmは上下箱を採用した豪華なパッケージとなっています。また、40mmシリーズには付属しない武器類も標準装備されていて、シールドやビームライフルなどが最初から同封されています。40mmシリーズでは武器類は別売りの「ウェポンシリーズ」で揃えることになります。

54mmシリーズはモビルスーツ5種類が発売され、ガンプラとはまた違った魅力を持つパッケージデザインも見どころのひとつです。
箱サイズは14.5×9.5×3センチで当時価格は各700円。
ガンダムメタルシリーズは、54mmガンダム(No.1)からスタートしており、一桁番号は54mmシリーズで埋める予定だったことがわかります。そのため、40mmシリーズはNo.10からのスタートとなっています。しかし、最終的に54mmシリーズは5種類で終了したため、No.8とNo.9は使われないまま欠番となっています。

下図は、箱側面とグフの箱側面リスト紹介画像です。
54mmドム(No.4)発売時の箱側面では、「No.5  ゲルググ」「No.6  ズゴック」が予告されています。しかし実際には、「No.5  グフ」「No.6  ドダイYS」として発売されたため、その後発売された54mmグフの箱側面では、No.5とNo.6が埋まったため、新たにNo.8として「ゲルググ」が掲載されています。
パッケージイラストまで用意されていたようですが、残念ながら54mmゲルググは発売されることはありませんでした。

次回は40mmシリーズとモビルアーマー、メカシリーズの紹介です。


※ガンダムメタルコレクションの原型は、ストリームベースの川口氏が原型製作をしたとの話もありますが、詳細はまた、裏取りができましたら紹介いたします。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。



(おまけ)
マルサン商店怪獣豆シリーズを動画にまとめてあります。ぜひ、こちらもご覧ください。
 
みくに文具 上田大)   
 

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