~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第311回)
●スリラーシリーズNO.1 骸骨
●スリラーセット
●ファンキー ガイコツ
夜光プラスチック製で、シリーズは3種類。NO.2は「サソリ」、NO.3は「鬼グモ」。
パッケージの「暗夜に光る骸骨」の「光」文字のロゴがお洒落。
当時価格は50円と思われるが未確認です。
パッケージの「暗夜に光る骸骨」の「光」文字のロゴがお洒落。
当時価格は50円と思われるが未確認です。
シリーズ3種とも、袋に入った夜光パーツは黒い台紙の上にセットされています。リングにゴムヒモでぶら下げて遊ぶ仕様になっています。
1966年7月発売で当時50円。箱サイズは9.1×15×3センチ。
スリラーシリーズ単品発売の3点セット物。成型は夜光プラスチック製ではなく、ただの白色。箱中より、3種が同一のランナー枠(金型)だったことがわかります。単品売りはこれらを切り離して発売しています。
スリラーシリーズ単品発売の3点セット物。成型は夜光プラスチック製ではなく、ただの白色。箱中より、3種が同一のランナー枠(金型)だったことがわかります。単品売りはこれらを切り離して発売しています。
●ファンキー ガイコツ
元ネタは1964年発売の下図モノグラム商品です。
「リル コフィン」は1964年発売。上図の物が初版ですが、ロングラン商品のため、パッケージ違いを複数確認されています。下段の「ブートヒル エクスプレス」にはカーボーイ姿の骸骨も。
ファンキーガイコツの箱中と1ダース入りのディスプレイ箱です。
このファンキーガイコツは、2018年以前までは、現物の存在すら確認できないほどの激レア品でしたが、2018年のホビーショーで童友社ブースの販売コーナーにて大量に販売されました。1ダース箱のまま複数ダース箱が倉庫で発掘されたとのことです。
※画像のディスプレイ箱はコピー箱です。
※画像のディスプレイ箱はコピー箱です。
●よっぱらいガイコツ
1968年発売で当時価格は50円。箱サイズは15×9×3センチ。
成型色の違う2個入りでフェライト磁石付き。2個セットは「白と黒」か「青と赤」のどちらか。
~発売時期に関して~
●スリラーセットの発売時期は1966年7月は50年史データベースより。
●ファンキーガイコツに関しては下図の童友社1967年カタログより推測。
上図カタログは、怪獣ボート・ペピラ(67年6月発売)も掲載されていることから、配布は1967年6月以降。
1966年7月発売のスリラーセットも紹介されていますが、発売は、このカタログ掲載の1年前です。
ファンキーガイコツは、当時のみくに文具店頭写真内で確認されています。
1968年正月に店頭で撮られた物です。
●「よっぱらいガイコツ」の発売時期についてですが、上の写真の存在から考えると、1968年の正月時点では、まだ「ファンキーガイコツ」が市場に流通していたことがわかります。
一方、大ヒットした楽曲「帰ってきたヨッパライ」は1967年12月25日に発売され、さらに1968年3月には同名映画が劇場公開されています。
この流れを踏まえると、1968年初頭〜春頃にかけて、パッケージ変更が行われた可能性が高そうです。
童友社の倉庫に長年眠っていた在庫は、社会現象となった「帰ってきたヨッパライ」に合わせて、急遽パッケージ替え商品を投入した結果、従来パッケージの「ファンキーガイコツ」が出荷されないまま残ってしまったものだったのではないでしょうか。
歌詞にある「雲の階段を降りて行っただ」というフレーズを意識して、「よっぱらいガイコツ」のパッケージイラストも、当時のブームにうまく乗っかり、店頭でパッと目に入って、思わず手に取ってしまうように描かれたようにも見えます。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(おまけ)
マルサン商店怪獣豆シリーズを動画にまとめてあります。ぜひ、こちらもご覧ください。
(みくに文具 上田大)
(YouTube) https://www.youtube.com/@tagamedai
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