昭和40年男 プラモ棚 第23回「バンダイ ロボコンシリーズ」補足情報

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

（第233回）

今回は発売中の「昭和40年男」で連載している、みくに文具のプラモ棚「第23回　思い出は100点！がんばれ！！ロボコン」の補足情報です。　

最新号が好評発売中とのことで、今回も補足情報をお届けいたします。

今号は、バンダイの「がんばれ！！ロボコンシリーズ」のプラモデルを紹介しています。

ぜひ、お手元の連載記事と一緒に補足情報をお楽しみ下さい（＾＾）

●誌面でバンダイのキャラクターゼンマイ歩行プラモデル第1号と紹介していますが、キャラクター以外では、ゼンマイ歩行の恐竜シリーズが1972年に発売されています。恐竜シリーズのゼンマイ形状は今回紹介のロボコンと同じものとなっています。

国内版発売は「イグアノドン」「ブロントザウルス」のみだったようで、残りは海外版のみが確認されています。

●ロボコンの発売時期ですが、50年史データベースでは1975年6月となっていますが、これは入力ミスのようで、74年12月か遅くても75年1月のようです。微妙なところでしたので、誌面では75年とさせていただいています。
発売時期のわかる広告と、バンダイロゴ変更後の広告です。

※切り抜きのみなので掲載誌面と時期不明。

●シリーズ中でロボコンが先発売だとわかるチラシです。

●バンダイ76年カタログ

プラモデルとしては新しいロボコンシリーズは発売されなかった時期です。

●1975年の第14回静岡ホビーショー見本市のバンダイブースの様子。

ロボコンシリーズの展示がわかります。メカニックロボコンはまだなさそうです。

●バンダイミリタリーシリーズ、上田信のパッケージ画

●誌面で紹介した長女・みどりちゃんの顔が見えないグラビア写真。

テレビランド1974年10月号（納豆氏より提供）

服装の柄や黒ハートマーク、黒足など、このグラビアを参考にパッケージは描かれたようです。

●ロボコンのパッケージ画にはゴキブリが描かれていませんが、ロボコンパックの方には描かれています。

これは、バンダイの担当者さんが加筆したものかな？と考えていましたが、上田氏本人に聞くと元から描いたと言っていました。

●ロボコンの胸中の造形ですが、下図の③を参考にして造形されてます。

ただプラモデルでは、なぜか左右反転で造形されています。
後発のメカニックロボコンの内部メカのプリントは、修正された状態で表現されています。ポピーの超合金ロボコン胸中メカは、③と同じで左右反転にはなっていませんでした。原因は、資料として現場に回ってきた紙焼きが、裏焼きで左右反転だったのではないかと推測します。

●ロボコンパックは4点シュリンクで発売。Aセット、Bセット、Cセットの3種類でました。

その昔、ロビンちゃんは超激レアと言われてきましたが、現在までに数個は確認されましたので、今ではそこまでという感じではありません。激レアには変わりありませんが。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

（みくに文具　上田大）

https://392puramo.blog.fc2.com/

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