2022年6月25日土曜日

バンダイのイエローマシンX

    ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第227回)


今回は、バンダイでは珍しい金型再利用商品「イエローマシンX」を紹介いたします。
あのウルトラマンタロウの「ウルフ777」の再利用商品と言うことで、巷では有名なキットです。 ネタとして取り上げられる機会も多い珍品キットですが、初見の方もいるかもしれませんので、絶版プラモ情報局でもご紹介いたします。


金型再利キットですが、箱の大きさは「イエローマシンX」の方が若干小さくなっています。「ウルフ777」のパッケージ画は小松崎茂氏ですが、「イエローマシンX」の方は、「ウルフ777」の原画に加筆されたものとなっています。
「ウルフ777」
1973年発売。箱サイズは20×29×5.5センチ。当時価格は700円で品番は8692-700。
マスコミシリーズNo.72。

「イエローマシンX」
1974年発売。箱サイズは19×27×5センチ。当時価格は500円で品番は8123-500。
ダイナミックシリーズNo.21。
ダイナミックシリーズはバンダイの車系キットにつけられたシリーズ名です。


組立書の比較です。「イエローマシンX」はずいぶんと小さくなってます。
省略されたランナーパーツがわかると思います。

左が「ウルフ777」、右が「イエローマシンX」です。

「イエローマシンX」にも、特徴的な鼻先パーツは健在ですので、自作改造で「ウルフ777」まで再現するのは可能かと思います。

同封のデカールです。
「イエローマシンX」にはダイナミックシリーズということで、企業ロゴ満載デカールがついています。
確認はできていませんが、大きい方のデカールは、この時期のダイナミックシリーズすべてに同封されていたと思われます。

「イエローマシンX」の車体は塗装されています。
まるっきり同一金型と言うのがわかります。


「ウルフ777」への加筆が、小松崎茂氏本人の物かは不明です。
また、加筆が別紙を充てて作業されたもので、「ウルフ777」原画自体は健在なのかも不明です。バンダイのウルトラマンタロウシリーズの原画はバンダイに保管され、「バンダイボックスアートコレクション小松崎茂(トイズワークス 2008年10月30日発行)」にて、コンドル1、スーパースワロー、アンドロメダ、ドラゴン、ラビットパンダの原画が紹介されています。「ウルフ777」原画の現在の状態は書籍製作時に、関係者には確認されているものと思われます。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


みくに文具 上田大)


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