2020年1月17日金曜日

マルザン「フライデー」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第169回)
 
今回は、マルザンの「フライデー」を紹介いたします。

マルザンのフライデー、マルサン電動怪獣の中でもTOPクラスの激レア品です。

1967年11月発売。品番は807-800で当時価格は800円。

箱のサイズは37.5×24.5×7センチ。厚みがあるので思った以上に大きく感じます。
完成すると、全長30センチにもなる大型キットです。

フライデーといえば、この特殊なギヤボックスが有名です。
この機構でパッケージ横の説明文にある「光を点滅し。電子音を発し手を動かしながら歩く」を可能にしています。回転する星型の金属端に、銅板が弾かれた時の「音」を電子音と呼んでいます。さらに、弾かれたときに電球は消え、その繰り返しで点滅が起こります。
この大型のギヤボックスは、点滅ギミックが外され、ジャイアントゴリラや大ゴジラ(パパゴジラ)にも使用されています。

腕につける蛇腹パーツです。
腕が前後に動くと同時に、蛇腹も収縮しないといけないので、負荷がかからないように非常に薄い素材になっています。

激レアで人気の高いフライデーですが、未組(完品)の現存数は知っている限りで3個で、相場は250万円(時価)といったところでした。しかし、昨年の平成の最後の年に、3つがおもちゃ屋から発掘され、現存数6個となっています。


フライデーには、版権シールが「貼ってある箱」と「無い箱」があり、この違いで、箱中仕様も違っています。以下、シール有りを「A」、無しを「B」として、その違いを紹介します。
Bの組立書には、説明文が追加されていましたので、「シール有り」の方が先に出荷された物というのがわかります。

本体パーツ袋が「熱処理封」か「タグのホチキス留め」の違いもありました。

「シール有り」の方は、金属の腕可動版がビスと一緒に袋入りで、豆球が入っている袋に部品表が入っています。

版権シールなし時期の後出荷分は、版権シールもなく、部品表も入っていないので、ずいぶん手抜き出荷品と言えます。

フライデーには、青色成型色パーツが、シルバー成型色の個体もあったとの話があります。
マルサンのシルバー成型色だと、ウルトラマンやハックがそうですから、同じ感じだったと思われます。その昔、下北沢のアンティークショップにシルバー成型色の未組立フライデーが持ち込まれたそうですので、海外か?国内?のどこかしらに眠っているようです。ぜひ、見てみたいものです。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 




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