2019年11月1日金曜日

「リアベスペシャル」再版の仕様違い

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第165回)

今回は前回に続き、「宇宙からのメッセージ その2」として、再版「リアベスペシャル」の仕様違いを紹介します。




●「1981年8月版」
リアベスペシャルが再版されたのは、1981年8月。基本構成は下図の通りです。
〇東映83の版権シール。そして、組立書に「株式会社バンダイ模型」の記述。

初版での「コメットファイアー」「ギャラクシーランナー」の取違い記述ミスは、下図のように再版のパッケージと組立書にも引き継がれてしまっています。 

2機のパーツ番号は1番から重複して始まっているので、部品注文カードでコメットファイアー部品を注文したとすると、どちらが届いたんでしょうね。

「1981年8月版」と名前を付けましたが、この版で、ランナー枠違いが確認されています。 初期には、下図のように初版(1978年発売)と同じ金型が使われていました。わかりやすく、枠部分のみイラスト化してあります。

その後、ある時期に金型修正が入り、下図のようにランナー枠が真四角となりました。
枠が四角となっていなかったので、袋詰めや形状安定に支障があるための修正と思われます。他の白ランナー枠には修正箇所はみられません。


●「1985年8月版」
〇東映版権シールと、組立書の「株式会社バンダイ」の記述に違いがあります。
1983年3月にバンダイ模型は、バンダイグループ統合の際、「バンダイ静岡工場」と名称変更されました。それを踏まえ、85年の再出荷(再再販)の際に組立書に変更が入ったものと思われます。この時も、バンダイ名称部分のみの変更で、2機種の記述ミスは修正されませんでした。


下図の通り、組立書に「1985/8・TA」の表示があります。 因みに1981年8月版は「1981/8・TA」となっています。

ランナー枠は当然、真四角バージョンです。
1985年8月版では、イレギュラーで中棒が事前に切られたバージョンも確認されています。

精密な造形からバンダイ模型の名作といわれている「リアベスペシャル」。
再版といえど、所有するバージョンにもこだわりたいところです。



版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。 

みくに文具 上田大)



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