2014年12月31日水曜日

マルサン 宇宙家族ロビンソン一家シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第48回)

今回は、マルサンから発売された「宇宙家族ロビンソン一家」のプラモデルを紹介します。


1967年に「スペースタンク」「ジュピターⅡ号(大)」「フライデー」「ジュピターⅡ号(小)」の全4種・箱違い1種の計5種類が発売。

発売順は、プラモデル50年史データベースによると、
写真箱の「スペースタンク」が67年5月発売、その後に「ジュピターⅡ号(大)」「フライデー」が同年11月、イラスト箱の「スペースタンク」もこの2種と同じ11月発売と思われます。「ジュピターⅡ号(小)」が12月とのことですが、マルザン68年カタログには紹介されていないところを見ると、「ジュピターⅡ号(小)」は68年に入ってからの発売とみられます。

マルサンは67年7月からマルザンへ社名変更をしたので、その後に発売された商品は全てマルザンロゴへ変更されています。なので、社名変更前発売の写真箱「スペースタンク」はマルサンロゴ。社名変更後発売の「フライデー」や「ジュピターⅡ号(大)」「ジュピターⅡ号(小)」はマルザンロゴになっています。
社名変更時期をまたいでの発売となった「キャプテンウルトラシリーズ」は、箱デザインはそのままで、マルサンロゴをマルザンロゴに変更しただけで発売され続けましたが、「スペースタンク」は、「ジュピターⅡ号(大)」と「フライデー」がイラスト箱になったのに合わせ、イラスト箱に変更したと思われます。


●「スペースタンク(マルサン)」 商品番号850:800
当時800円で箱サイズは20.5×34.5×8センチ。 シャーシがブリキ製。モーター付きで、リモコンボタンは2個。

車体は透明プラスチックと言うよりは、柔軟性のある透明ソフビ素材
コクピットパネルモニターに、ウルトラマンと怪獣が戦っているモールドが彫られているのが有名。




●「スペースタンク(マルザン)」 商品番号850:800
イラスト箱も中身は写真箱と一緒だが、パーツ袋にマルザンのタグが付く。 
組立書は、写真箱に使われたマルサンロゴの組立書が余っていたらしく、初期発売分はそのまま流用したらしい。その後はマルザンロゴに変更された組立書が入れられている。


●「ジュピターⅡ号(大)」 商品番号809:1500
当時価格1500円。箱サイズはマルサンプラモデル最大で、62×31×8センチ。本体自体も直径30センチある大型キット。ライトを点滅させ、船内を回転させながらモーターミステリー走行する。そしてブザー?も鳴らす。本体上部は透明パーツが使用されているので、船内でフライデーやロビンソン一家が活躍している姿が見える仕様になっている。シリーズ中では一番市場に出やすい。


●「フライデー」 商品番号807:800
当時800円で箱サイズは37.5×24.5×7センチ。 ロビンソン一家シリーズの鬼門。未組立てはマルサン電動シリーズの中でもTOPクラスの入手難易度。今のところ、未組完品は3個体のみ現存確認されているだけ。
噂では、そのうちの1つを某鑑定団の司会者様がお持ちとか、、、。
完成品大きさは約30センチ。マルサン発売の1/6?ロビンソン一家人形シリーズが、フライデーと遊べるように同規格サイズ。
手を前後に動かし、頭部を点滅させ、電子音を鳴らしながらリモコン電動歩行する。

※2018年末、デットストックがおもちゃ屋から3個発見されたが、相場変動もなく人気を保っている。(2021.5.2 追加文)


●「ジュピターⅡ号(小)」 商品番号817:200
当時200円で箱サイズは15×25×4.5。ゼンマイによりミステリー走行する。底部分はブリキ製でミステリー走行ゼンマイ組込み式。このブリキ底+ミステリー走行ゼンマイはマルザンから発売された「ミニラ」にも使用されている。モーターライズの(大)のハッチは開閉しないが、この(小)のハッチは開閉する。なぜ写真箱にデザインが戻ったのかは謎。


スペースタンクやフライデーは、今でも人気がかなり高く入手困難となっていますが、ぜひ、コレクションにチャレンジしていただきたい。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。

ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
みくに文具 上田大)


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2014年12月14日日曜日

野村トーイ 宇宙戦艦ヤマト シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第47回)

今回は、劇場版「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」公開を記念して、
野村トーイの宇宙戦艦ヤマトシリーズを紹介します。
1978年発売。「1/1000アンドロメダ(当時1000円)」「1/1000ナスカ(当時1000円))」「1/1200宇宙戦艦ヤマト(当時500円)」「1/1200アンドロメダ(当時500円)」の全4種類。 
※バンダイ100円ナスカは大きさ比較用です。


●「1/1000 アンドロメダ(当時1000円)」
拡散波動砲や波動エンジンはオレンジ色のクリヤーパーツ。成形色が色分けされているので、素組みでもアニメ色のアンドロメダになる。

野村トーイ版の最大の魅力は、前方側面にある可変翼。
バンダイの電飾アンドロダ(1/700 当時1600円)の可変翼(25,26パーツ)は接着固定式であるが、野村トーイ版の可変翼(39パーツ)は収納可能式となっている。


●「1/1000 ナスカ(当時1000円))」
ミニサイズのデスパデータとイーターⅡ付。複眼はオレンジ色の透明パーツ仕様。甲板はバンダイ100円シリーズ(現在は200円に値上り)と同じく、シールを張るようになっていたので、子供にも簡単に綺麗なナスカが完成した。昆虫的なフォームのナスカは子供達にも人気があり、さらに大きなナスカのプラモデルは、この野村トーイ版しかなく、一番人気の商品だった。今でも人気が高く入手困難である。


●「1/1200 宇宙戦艦ヤマト(当時500円・06294-500)」
出来がよく、当時の設定に忠実と噂のある野村トーイの1/1200宇宙戦艦ヤマト。たしかに、完成品は出来が良い。
1/1200完成品。非常に精密に見えるが、全長は22センチほど。これもバンダイ初版のゼンマイヤマトと並ぶ人気のある激レア扱いです。


●「1/1200 アンドロメダ(当時500円・06307-500)」
野村トーイ4種の中で、一番市場に出にくいのがこの1/1200アンドロメダです。 完成全長約23センチ。このサイズにしてはヤマト同様精密で完成度も高いです。
可変翼は接着固定式。透明パーツは台座のみ。


最後に、4種側面画像です。
発売順は、1/1000「アンドロメダ&ナスカ」に商品番号が表記されていないので断定できませんが、当時の記憶と、箱のST番号より、1/1000「アンドロメダ&ナスカ」が同時発売。その後に1/1200「宇宙戦艦ヤマト」「アンドロメダ」の順と思われます。


「宇宙戦艦ヤマト モデリングガイド(メディアワークス)」には、野村トーイ宇宙戦艦ヤマトシリーズの発売開始が1979年11月と紹介されていますが、ミス記述で正しくは78年発売。11月が本当ならば、78年11月からの発売のようです。



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2014年11月30日日曜日

日東科学 「ガメラ」の最初期プラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第46回)

今回はゴジラと並ぶ大怪獣「ガメラ」のプラモデル第一号を紹介します。
1966年7月、当時200円で「ガメラ」が先行発売され、同時期の8月に「バルゴン」がリリースされたました。日東科学の「ガメラ」プラモデルは、このゼンマイ歩行シリーズからスタートしました。

あまり知られていない、「ガメラ(ゼンマイ歩行)」の第一号初版パッケージです。
よく、誌面などで紹介されているので、箱絵自体はご存知の方も多いと思います。しかし、初期発売分はそれらとは違い、画像のように上側面が黒色主体のデザインになっています。
この黒箱タイプが流通したのは同年9月以降に「ワニゴン」「ガマロン」が発売されるまでの1、2ヶ月間という非常に短期間だったようです。


1966年9月に「ワニゴン」、続いて「ガマロン」が発売されると、黒デザインの上側面が変更され、「ウルトラ怪獣シリーズ」と表記された4怪獣紹介のデザインになります。この箱は71年あたりまでの約4年間使用されました。

写真の箱中タグは赤青ですが、初期発売の物は黒箱と同じで、戦車などのイラストが描かれた緑色印刷のタグが使用されています。

組立書です。66年7月発売の黒箱(後期)から変わりなく、使用されています。


71年に入ると箱デザインはそのままで、日東科学のロゴのみ変更されたパッケージが使用されるようになりました。STマークが追加表記されたのは同年夏あたりからのようです。


約3年間使用された旧ロゴパッケージよりも、この新ロゴパッケージ版の方が、現存率は低いようです。 箱デザインはロゴのみ変更ですが、このタイミングで中身のプラモデルは金型がリニューアルされ、組立書の構成も大きく変わりました。
分かり易い所では、「体の腕付け穴」「体のゼンマイ穴」「甲羅の鱗模様」「甲羅のゼンマイ穴」「足裏のギザギザ追加」「歯が1本1本鋭く」 などです。ゼンマイの取付穴の数も3つから4つに増えています。
 
このゼンマイ歩行シリーズはその後、イラスト箱になり、「黄色デザイン箱(当時300円)」「青色デザイン箱(当時400円)」「赤色デザイン箱(当時500円)」と再販を重ねられていきます。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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みくに文具 上田大)



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2014年11月9日日曜日

「宇宙の騎士 テッカマン」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第45回)

今回は「宇宙の騎士 テッカマン」のプラモデルを紹介します。

テッカマンのプラモデルは1975年末に日東科学とマルサンから発売されました。 日東科学のテッカマンシリーズは、その後にマークとフジサキから復刻されています。

2014年10月28日火曜日

ファイヤーマンのプラモデルシリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第44回)

今回はバンダイの「ファイヤーマン シリーズ」を紹介します。

2014年10月9日木曜日

今井科学の昆虫プラモ「ゆかいな仲間たち」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第43回)

今回は今井科学の「スナップモデル ゆかいな仲間たち」を紹介します。

昭和40年代生まれの方は、一度は作ったことがあるのでは?というぐらいロングランの人気商品でした。
初版は1973年5月発売。パッケージを何度も変えて90年後半まで店頭に並んでいたようです。

赤とんぼのセットで、各時代のパッケージを紹介します。
(1)1973年5月発売(初版)で当時価格150円で上下箱タイプ。 (2)1973年6月発売で300円の2点パック。
(3)1973年(夏前後?)当時50円でキャラメル箱タイプ。
(4)1975年春~夏発売で4点パック300円(単品80円)。キャラメル箱タイプ。
(5)1982年3月発売で当時100円。上下箱タイプ。
(6)1987年5月発売で当時300円。上下箱タイプ。
(7)1995年?発売で当時500円。上下箱タイプ。

(2)と(6)は単品が2種セットになったものです。市場でもあまり見かけませんので知ってる方も少ないと思います。

(1)の初版のみ、ガラス板などに吸盤で飾れる花台座が付いていました。

2014年9月26日金曜日

永大グリップ アクマイザー3のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第42回)

今回は永大グリップの「アクマイザー3シリーズ」を紹介します。


シリーズは計4種です。
(小箱はシュリンク4点パックなので1種とカウントしています)

2014年9月7日日曜日

マルイ オバケのQ太郎シリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第41回)

今回はマルイの「オバケのQ太郎シリーズ」を紹介します。

オバケのQ太郎シリーズは、テレビシリーズ放送時期に合わせて、今井科学(1965、66年)、アオシマ(1971年)、ナカムラ(1971年)、マルイ(1972年)、バンダイ(1985年)からプラモデルが発売されました。 今井科学とアオシマは多くのオバケのQ太郎シリーズを発売していますが、それ以外で人気の高い、マルイの珍品シリーズを紹介します。

2014年8月28日木曜日

ロボット刑事のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第40回)

今回はロボット刑事のプラモデルを紹介します。

1973年9月頃、バンダイから2種アオシマから2種の計4種が発売されました。

まずはバンダイ版から紹介
「マスコット ロボット刑事」「ジョーカー」の2種を発売。どちらも激レアで、特にジョーカーの現存数の少なさは、マスコミシリーズでTOP3に入ります。
「マスコット ロボット刑事」当時300円。箱サイズは25.5×18×4センチ。マスコミシリーズNo.64。マザーとミニ・ジョーカー付。ミサイルボタンは脇の下にあります。

マスコットロボット刑事とジョーカーの箱側面。商品紹介にはヒーロー達の熱き時代が感じられます。

「ジョーカー(ゼンマイ)」当時500円。箱サイズは20×29×5.5センチ。マスコミシリーズNO.62。ドアは開閉し、ミサイル発射装置付。


アオシマからも2種が発売。
アオシマ版の特徴は、車体プラ部分は2種とも同じとなっているが、金属製シャーシ部分で、ゼンマイ版(1000円)とリモコン版(1600円)の仕様違いを実現している点です。
両者共、13センチほどのロボット刑事Kが付いています。
ロボット刑事シリーズNO.1「ジョーカー」 ゼンマイ走行。特殊ゼンマイは金属シャーシに組み込み済み。箱サイズは27×41×6センチで当時1000円。

ロボット刑事シリーズNO.2「リモコン ジョーカー」 モーターギヤ関係は金属シャーシに組み込み済み。箱サイズは28.5×45×8センチで当時1600円。


シャーシ部分の写真です。ゼンマイ版は組途中で、タイヤをつけた状態です。
ゼンマイ版、リモコン版の2種ともジョーカーとロボット刑事Kのプラ部分は同じ。
成形色も同じでジョーカー本体は赤色。
ジョーカー成形色が青色の物は、発売終了後の金型の再利用パチSFプラモ「電光スパック号(当時1600円)」が入れられたもの。ジョーカー箱にこの青色スパック号が入っていることがあるので要注意


カタログの完成写真です。Kが帽子を被っているのはバンダイマスコットだけ。帽子は脱着可能です。
完成品を見る限りでは、ジョーカーはバンダイ版の方がオリジナルに近いように見えます。アオシマ版はかっこよすぎですね。 「アオシマプラモの世界(竹書房)」によると、バンダイとは価格帯で棲み分けをしていたそうです。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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(2024.10.31 追加文)
〇箱中画像を紹介しておきます。
1ロボット刑事箱中3種-560

バンダイ版のロボット刑事Kの完成品です。 ミニジョーカー&台座は欠品です。
1バンダイロボット刑事完成品560


みくに文具 上田大)


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2014年8月9日土曜日

ゴジラのプラモデル オーロラ編

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第39回)

前回からの続きで、映画公開に合わせ、ゴジラのプラモデル「オーロラ編」を紹介します。

オーロラで発売されたゴジラシリーズは全5種。
●GODZILLA(1964-68)
●GODZILLA'S GO CART(1965-67)
●GLOWS IN THE DARK GODZILLA(1970-75)
●RODAN(1975-77)
●GHIDRAH(1975-77)

発売年順で紹介します。


●オーロラのゴジラは、マルサン電動ゴジラよりも数か月前に発売されました。世界最初のゴジラプラモデルです。
1964年発売で箱サイズは約33×18×5.5センチ。
成形色は何故か赤紫色。オーロラ製品にはよく、本国版とカナダ版の2パターンがありますが、このGODZILLAにも成形色と記述違いのカナダ版が確認されています。2000年にポーラライツから突然、パッと見同じのパッケージで再発売されました。オーロラロゴもそのままなので、良く当時物と勘違いされている場合が多いです。違いは、タイトルロゴのフォントが違うことと、側面を見れば再販にはバーコードが印刷されていますので、購入の際には確認を。


●アメリカ国内でも激レアな「GODZILLA'S GO CART」
こちらも、ポーラライツから再版されています。 再販はパッケージ画こそ同じですが、タイトルはGODZILLA'Sの文字が消えて「THE GO CART」のみとなっています。


夜光パーツが採用された「GLOWS IN THE DARK GODZILLA」 中身は1964年発売と同じ金型。
1970年発売。成形色は少しラメが入った青緑色で箱サイズは約26×26×8.5センチ。夜光パーツの頭や背びれなどは重複でパーツが同封しているので、夜光パーツを選ばなくても完成させられる。若干表記文字の違うカナダ仕様もあり。この夜光ゴジラは1978年にモノグラムから完成品写真箱で再販された。1984年11月頃、新作ゴジラ映画に合わせて、日本向けに限定再生産された。現在でも比較的安値で入手可能なのはそのため。モノグラム版の成形色は夜光パーツ以外は黄緑色。


●1975年発売の「RODAN」
成形色はラドン本体がこげ茶色でベースや町並みはクリーム色なので、そのまま組んでも作例のようなラドンになる。足元のデパートには「お買物なら」と日本語のモールドまで彫ってある傑作キット。完成したディオラマにはカチンコ型のネームプレートも付く。箱サイズは約30×20×7.5センチ


●1975年発売の「GHIDRAH」
成形色は黄金色に見えなくもない濃黄色。ラドン同様、このキングギドラも非常に躍動感ある仕上がりになっている。完成したディオラマにはカチンコ型のネームプレートも付く。箱サイズは約30×20×7.5センチ。


オーロラキットの凄いところは、横転した車や戦闘機、倒された電柱や町並みなどが高クオリティでディオラマ化され、巨大な怪獣が大都市に飛来した映画のワンシーンが見事に再現されるところ。このキットシリーズこそ、再販を作り、アメリカンデザインのオリジナル箱と一緒に観賞してもらいたい!!


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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(2024.10.31 追加文)
〇当時のオーロラのカタログも紹介しておきます。
1975年のオーロラのカタログです。
オーロラ75年カタログゴジラ-560
グローシリーズが紹介されています。

1976年のオーロラのカタログです。
1オーロラカタログゴジラ76年-560
キングギドラ、ラドンが紹介されています。翌年の1977年カタログでは2種共に、さらに大きな扱いで紹介されています。

未発売だったゴジラキットのサンプル画像が、海外コレクターのオーロラキット本で紹介されています。
1未発売ゴジラ1-560
※Aurora Model Kits(Schiffer/2006/95p)より

近年、このサンプルを元に金型が製作され一部の海外イベント等で有料配布されました。
1未発売ゴジラキット2-560
イベント配布分は箱無しの袋状態でしたが、その後、オーロラ風の貼り箱が製作され、上画像のような同人キット状態で入手可能となっています。グロー版もあります。
元祖オーロラゴジラと造形や完成サイズが似ていますが別物です。こちらは頭部が動き、口が開封します。



現在、タイムボックスではオーロラ「キングギドラ」、モノグラム「ゴジラ」在庫中です。お気軽にお問い合わせ下さい。さらに、怪獣プラモデルの在庫が不足しています!買取強化中です!!箱だけや組済その他キャラクタープラモデルもバンバン買取中です。

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2014年7月28日月曜日

ゴジラのプラモデル ブルマァク編

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第38回)

今回はハリウッド超大作「GODZILLA」公開に合わせ、ゴジラのプラモデル「ブルマァク編」を紹介します。

ゴジラは国内最古の怪獣プラモデルとしても有名です。1964年にマルサンから発売されたゴジラの電動プラモデルが、国内怪獣プラモデル第一号でした。まだ、世にソフト怪獣なる玩具が登場していない時代です。あの超お宝ソフビ怪獣「マルサン ガラモン1期」よりも古いというのはあまり語られていません。

その後、ゴジラのプラモデルは70年前半にブルマァク、第三次怪獣ブームの80年代にヤマカツとバンダイからも発売されました。


ブルマァクで発売されたゴジラシリーズのプラモデルは全10種。
※小箱は4点パック1種とカウントしています。

●ゴジラ(モーター:700円-写真中央上)
※ブルマァクオリジナルの物で、マルザンが倒産直前に発売した謎のゴジラ(大)とは全くの別物。
●ゴジラ(ゼンマイ:1000円)
●ガイガン(ゼンマイ:初期箱:650円-写真左上)
●ガイガン(ゼンマイ:後期箱:1000円)
●ゴジラ(ユニパズル箱:200円)
●メカゴジラ(ユニパズル箱:200円)
●キングギドラ(ユニパズル箱:200円)
●東宝トリオ(ユニパズル:700円)
●4点セット(初期箱:300円-写真右下)
●4点セット(後期箱:300円-写真左下)


この中でも特に入手が困難で高額になるのが、写真左の初期発売の「ガイガン」です。
初期箱にはまだ、ブルモデルというネーミングが付いていません。 初期と後期には箱のデザイン以外に、中身の構成や説明書にも違いがあります。

そして、この200円箱の「ゴジラ」「メカゴジラ」もめったに市場に出ません。
200円箱のゴジラは、他と同じように写真箱にしてほしかったです。

ブルマァクゴジラシリーズでは良く見かける200円「キングギドラ」ですが、初期発売の箱中に「帯」があるバージョンは、これまためったに出会えません。
キングギドラの「帯」ありは「ゴジラ」「メカゴジラ」と同等のレア度を誇ります。
GODZILLAの次回作には、キングギドラの登場もアナウンスされているので、ぜひ入手したい逸品です。

キングコングとならぶ、世界の大スター怪獣王「ゴジラ」。
GODZILLA映画が大成功し、すでに続編制作決定! 今後10年間マルサン、ブルマァクのゴジラTOYは、さらに評価を上げるかもしれませんね。


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(2024.10.31 追加文)
台紙売りのゴジラシリーズも紹介しておきます。
ゴジラ台紙大-560
200円シリーズのユニパズル箱の「ゴジラ」と「メカゴジラ」の台紙売り版です。
キングギドラの台紙売りは見たことが無いのでなさそうです。台紙売りは1パック150円でした。

50円の台紙売り版です。
1ゴジラ台紙小-560
「キングギドラとガイガン」、「ゴジラとメカゴジラ」の2種でそれぞれ台紙売りでした。




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