2026年4月30日木曜日

アオシマの「マンガランド 合体ミニブロック(手塚治虫)」シリーズ

  ~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第320回)

今回の絶版プラモデル情報局は、前回に引き続きアオシマの手塚治虫キャラクターシリーズから、「マンガランド 合体ミニブロック」を紹介します。


前回の「ミニモデル ロボット島(手塚治虫)」シリーズ記事は→こちら


1976年発売で当時100円「マンガランド 合体ミニブロック」シリーズは4種類ごとにメインキャラクターが決められ、全16種が発売されました。
6月に先行して「鉄腕アトム」「ワンダースリー」の1~8号が発売。7月に「ビッグX」「ノーマン」の9~16号が発売。箱サイズは15.5×8×4センチ成形色は5色のカラーモデル
成形色違いは、基本なさそうです。

★合体ミニブロックは合体、分解、その他いろいろな遊びができます。
★各号を楽しみながらコレクションでき、大集合するとマンガランドができます。
接着剤不要のはめ込み式で組立は簡単です。

5~8号の4点シュリンクパック版(400円、たのしいアオシマのプラホビーシール版)が確認されているので、1~4号の4点シュリンクパック版もあると思われます。7月売りの2シリーズに関しては、現物確認待ちです。


●鉄腕アトム
1号 鉄腕アトムとチボルト(品番:KIT NO.ML-01-100)
2号 G12号と鉄腕アトム(品番:KIT NO.ML-02-100)
3号 ロボイド1号と鉄腕アトム(品番:KIT NO.ML-03-100)
4号 お茶の水博士と鉄腕アトム(品番:KIT NO.ML-04-100)

1号から4号についている鉄腕アトムは、下図のように組立図を見た限りでは同じアトムが同封されているように感じますが、別金型の別物アトムとなっています。


●ワンダースリー
5号 ボッコ隊長とビッグローリー(品番:KIT NO.ML-05-100)
6号 ブッコ中尉とワンダーロボ(品番:KIT NO.ML-06-100)
7号 ノッコ兵長とコンバイダー(品番:KIT NO.ML-07-100)
8号 ボッコ、ブッコ、ノッコとチャージマシン(品番:KIT NO.ML-08-100)

シリーズ中、よく見かけるのがこの4種です。特に5号と8号が多いです。

●ビックX
9号 ビッグXと水中ロボット(品番:KIT NO.ML-09-100)
10号 ハンスとビッグX(品番:KIT NO.ML-10-100)
11号 V3号とビッグX(品番:KIT NO.ML-11-100)
12号 スパイダーとビッグX(品番:KIT NO.ML-12-100)

シリーズ中、人気度で言えばこの「ビッグX」が一番。特に12号が激レア


●ノーマン
13号 ノーマン王子とウルフマシン(品番:KIT NO.ML-13-100)
14号 グズボ総司令官とノーマン王子(品番:KIT NO.ML-14-100)
15号 ブッチ隊長と音速マシン(品番:KIT NO.ML-15-100)
16号 タク少年とスンスン僧正(品番:KIT NO.ML-16-100)

この最終シリーズが、シリーズの中で最も入手難易度が高いです。


●側面情報
箱側面にはシリーズ紹介と完成写真が掲載されています。
上図は1号~8号。側面のシリーズ紹介も1号から8号までとなっています。

下図は9号~16号。側面のシリーズ紹介も9号から16号までとなっています。


●レア度に関して
「鉄腕アトム」「ワンダースリー」の市場出現率は高め
1980年代後半、都内の某ショップで「鉄腕アトム」「ワンダースリー」の倉庫品セット売りを多数見かけたことがあり、その頃にダース箱単位で発掘された可能性があります。そのため、状態の良い個体が多いはそのため。
一方で、「ビッグX」「ノーマン」シリーズは出現率が低めです。
「ビッグX」では9号・12号がレアとされます。
特に「ノーマン」シリーズは出回りにくく、中でも13号・15号は希少です。
とりわけ15号「ブッチ隊長と音速マシン」は、全16種の中でも突出してレア度が高い一品です。


●当時のアオシマニュース
当時のアオシマニュース(6月号 VOL.11/昭和51年6月1日発行)より、合体ミニブロックを担当した「営業企画第4グループ」の記事を紹介します。なお、前回紹介した同時期発売の手塚治虫作品の「ミニモデル ロボット島」は、「営業企画第3グループ」が担当していたそうです。

「鉄腕アトム(4種)」「ワンダースリー(4種)」「ビッグX(4種)」「ノーマン(4種)」までが発売されましたが、記事によると他4シリーズ「マグマ大使(4種)」「ナンバーセブン(4種)」「魔人ガロン(4種)」「ゼロマン(4種)」まで計画されていたようです。当時店頭に配布された「合体ミニブロック マンガランド」の包み紙には、未発売4種の登場予定キャラ含めた全キャラクターが紹介されています。
(要約)
~ブロックに注目~
ブロックとは、本来、複数のパーツを組み合わせることで新たな形状を生み出す遊びです。
当時すでに、プラスチック製ブロックの普及が進み、知育玩具としての価値も高まりつつありました。こうした背景の中で、ブロック玩具は「作る」「変える」「完成させる」といった一連の創造的行為を体験できる遊びとして、子供たちの中心的存在となっていました。

~合体ミニブロック誕生~
組み立て、分解、改造といったプロセスそのものが、子供にとって大きな魅力でした。
合体ミニブロックは、「より手軽に」「より創造性を刺激し」「自由度の高い遊びを提供する」ことを目的として開発されたシリーズです。
その特徴として、
・接着剤不要の組み立て方式
・組み替えや改造を前提とした構造
・小型ながら高いプレイバリュー
が挙げられます。

すなわち本シリーズは、「遊びの中で発想を拡張させる玩具」として設計されています。

~“ミニ化”という戦略~
合体ミニブロックは、
・手のひらに収まるサイズ感
・携帯性の高さ
・購入しやすい価格設定

といった要素を備えています。
これにより、いわゆる「ポケットサイズのプレイバリュー」を実現しており、低価格で気軽に入手できると同時に、複数購入によるシリーズ展開と遊びの拡張性を成立させています。
単体での遊びにとどまらず、コレクション性と創造性を両立させた商品設計が特徴です。


●第3のシリーズ!?
「ミニモデル ロボット島」「合体ミニブロック」、さらに第3のシリーズが計画されていた!?
「アオシマプラモの世界」(竹書房/2001年11月6日発行)には、アオシマ社内に残されていた木型が紹介されています。ミニモデルよりも二回りほど大きいものであったとされています。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

 

(おまけ)
ガンプラ発売前夜のバンダイのプラモデルを紹介した動画です。
第304回ネタのタブチ君を軸に、当時のカタログなど貴重な資料満載です。
ぜひ、ご視聴下さい。

みくに文具 上田大)   
 

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