~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第310回)
米国では映画公開の1977年にmpc社からプラモデルが発売され、 翌年公開となった日本国内ではタカラがmpc社製品を輸入し、公開に合わせタカラレベルというブランド名で発売しました。国内流通品は、ほぼこのタカラタイプです。
詳しくは、過去の絶版プラモデル情報局記事をご確認下さい。
●(第58回)タカラ製 「スターウォーズ」プラモデル その1→こちら
●(第59回)タカラ製 「スターウォーズ」プラモデル その2→こちら
今回紹介するのは、パッケージサイズ違いです。
なお、海外流通製品という性質上、情報の確認が難しい部分もあります。
そのため、今後、新たな資料や情報が判明した際には、記事内容を加筆・修正する場合があります。変更があれば随時追記していきますので、どうぞ最新の内容をご覧ください。
なお、海外流通製品という性質上、情報の確認が難しい部分もあります。
そのため、今後、新たな資料や情報が判明した際には、記事内容を加筆・修正する場合があります。変更があれば随時追記していきますので、どうぞ最新の内容をご覧ください。
下図はmpcの1980年度カタログ、スターウォーズ紹介ページです。
縦長箱が掲載されています。1979年のカタログは未確認ですが、1978年のカタログにはタカラと同じ初期箱サイズで紹介されています。Fun Dimensions1979年カタログには箱違い版は紹介されていません。
●縦長サイズ版「R2-D2」「 C-3PO」
初版発売が1977年ですが、1977年内には縦長箱にすぐに切り替わった模様の2版箱。箱サイズは25.5×15.6×7.5センチ。品番は「R2-D2」が1-1912、「 C-3PO」が1-1913です。初期箱サイズは25.5×19×7.5センチでした。
実はこの箱サイズ、国内でもおなじみのmpcエイリアンと同サイズです。
箱中です。「 C-3PO」はシュリンク未開封なので今回は紹介できません。
エイリアン初版は1979年発売です。国内でよく見かけるエイリアン当時物は1984年版がほとんどです。見た目は同じですが、小文字表記が1979ではなく1984となっています。
●横長サイズ版「Xウィング」
●横長サイズ版「ダース・ベイダー専用 タイファイター」
箱中です。「 C-3PO」はシュリンク未開封なので今回は紹介できません。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
コレクションを買うも売るも、ぜひ、プラモデルに強いタイムボックスにお任せください。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(おまけ)
マルサン商店怪獣豆シリーズを動画にまとめてあります。ぜひ、こちらもご覧ください。
(みくに文具 上田大)
(YouTube) https://www.youtube.com/@tagamedai
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みくに文具様
返信削除いつも大変貴重な一次資料の公開と、愛のあるディープな絶版プラモデルの検証記事を楽しく拝見しております。毎回、当時のトイビジネスの裏側に迫る素晴らしい考察に深く感銘を受けております。
今回のmpc社製スター・ウォーズ(Xウィング)の「ラージ箱」から「スモール箱」への移行時期に関する大変興味深い記事を拝読し、私自身もジェネラル・ミルズ時代の同シリーズを複数所有しコレクションしている身として、大変刺激を受けました。
みくに文具様が示された「1978年説」のカタログデータ等も非常に説得力があり感服したのですが、手元にある複数の実物サンプル(タカラ正規版ラージ、および複数の本国版スモールボックス)を詳細に比較・採寸しましたところ、当時の製造現場における「もう一つのタイムラインの可能性」が浮かび上がってまいりましたので、一コレクターの検証データとしてお耳に挟んでいただけますと幸いです。
結論から申し上げますと、ルークのアゴが隠れるスモール箱は、1978年当時ではなく、1979年の後半(プレESB期)から始まった『帝国の逆襲(ESB)』シリーズに向けたトイライン全体の製造・サイズ統一(コストカット)の一環として流通し始めた可能性が極めて高いと考えております。
根拠として、手元の現物から以下の3つの物理的ファクトを確認いたしました。
1. 封入チラシにある「©1980」の決定的な証拠
所有しているスモールボックスの未組立てキットを複数確認したところ、当時の「オフィシャル・スター・ウォーズ・ファンクラブ」の入会申込用紙が封入されており、その最下部に「TM: © Lucasfilm Ltd. 1980」の表記を確認いたしました。
映画『帝国の逆襲』が公開された1980年のチラシが印刷され、工場でパックされていることから、このスモール箱が実際に工場でアソートされ出荷された時代(流通時期)を物理的に証明しています。
2. 金型刻印「©1978」が持つ意味のズレ
ホワイトプラのウイング裏面には、確かに「© Fundimensions DIV. GMFG 1978 MADE IN U.S.A.」および「© 1977 20TH CENTURY FOX」の刻印が存在します。
しかしビンテージトイの慣例として、これらはあくまで「最初の映画の権利年(1977)」と「金型が製造・登録された年(1978)」を指すクレジットであり、実際におもちゃがプレスされた製造年を表すものではありません。mpcは1978年に起こしたマスター金型を、1980年のESB期まで大切に使い回していたのだと考えられます。
3. 「カナダ製」と「米国製スモール」の成形色の違い
日本のタカラが1978年の日本公開時に正規輸入したものは、すべて初期のラージボックス(中身カナダ製)のまま国内流通を終えています。
興味深いことに、このタカラ版(カナダ製)のプラ質がやや黄みを帯びた「クリーム色」であるのに対し、©1980チラシが入った本国スモール箱のパーツは、濁りのない非常に「綺麗なホワイト」へとプラスチック原料(ペレット)自体が変更されています。
みくに文具様が仰る通り、1980年のカタログに掲載されていることこそが最大のヒントであり、1980年5月の映画公開(トイザらス等の棚の高さ統一)に向けて、メーカーが1979年の後半(プレESB期)から死に物狂いでコストカット箱の仕込みと本国工場での増産を行っていたと考えると、すべてのパズルの辻褄が完璧に美しく繋がります。
みくに文具様のような素晴らしい目を持った研究者の方に、この「封入物の年号」や「成形色の違い」という実物のデータがどう映るか、ぜひご意見を伺ってみたく、不躾ながら書き込みをさせていただきました。
これからも素晴らしい絶版プラモの検証を楽しみにしております。一資料としてご参考になれば幸いです。
貴重な情報をありがとうございました。
返信削除海外キットに関しては、複数の現物を比較検証できる機会がなかなかなく、もう少し情報を集めてから記事にするべきかとも考えていたのですが、幸運にもタイファイターの小箱を国内で入手する機会があり、4種が揃ったことから、「小箱の存在を紹介するなら今だ!」と思い、今回の記事をまとめました。
ご指摘いただいた通り、SWキットは海外のまとめサイトやネット上の箱画像などを確認してもバリエーションが非常に多く、現物確認による裏付けなしで深く掘り下げるのは危険だと感じていました。そんな中で、OG1101様のように実際のコレクションに基づいた情報をいただけるのは本当にありがたく、まさに待ち望んでいた情報でした。ありがとうございます!
特に、封入物の年号や成形色の違いに着目されている点は素晴らしいです。私も国内キットの発売時期やバリエーションを調べる際には、アンケートはがきの締切日や記載内容などを重要な資料として確認しています。
mpc版SWシリーズはもちろん、世界各国で発売されたSWプラモデルについても、いつか体系的に紹介できればと思っています。ただ現状では、海外コレクターの協力や資料提供なしでは難しい部分も多く、なかなか敷居の高いジャンルで(笑)。
今後ともお気付きの点がありましたら、ぜひご教授ください。
よろしくお願いいたします。