2014年6月12日木曜日

宇宙戦艦ヤマトのプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第35回)

今回はバンダイ 宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを紹介します。

宇宙戦艦ヤマトの第1号のプラモデルはゼンマイ走行でした。 その後、ディスプレイタイプに変更されますが、コレクターズアイテムとして人気の高い3バージョンを紹介します。

初版のパッケージアートは小松崎氏が担当。1974年末発売で当時500円。
バンダイマスコミシリーズNO.113。ゼンマイ走行で波動砲からミサイル発射。 箱サイズは19×27×4.5センチ。

写真の物は1977年の再販品。
1977年夏、再放送後の宇宙戦艦ヤマトの人気に後押しされ、新規宇宙戦艦ヤマト商品開発に伴い、過去に発売したゼンマイ「宇宙戦艦ヤマト」が先行して当時の仕様のまま再販されました。

1974年の初版と1977年の再販の違いは、箱側面のデザイン色と言われていますが、40年近く前の商品であり、色あせなどもあって、識別方法としては現実的ではなさそうです。一応、紹介しておきますが、1974年がモスグリーンで1977年がエメラルドグリーンです。2種を並べれば、色の違いがなんとかわかる程度です。 一般的な識別方法は、版権シールの違いが有効とされています。

英文字が1974年の初版。漢字表記が1977年の再販。
因みに、初版と再版では市場価格は倍以上も違います。
写真の様に、再販にはバンダイロゴが目玉無しの新ロゴタイプもあります。
これは発売期間が短く、市場でもめったにお目にかかれない激レア品です。

(2023.5.31追加分)
1977年の再販版には、箱側面のSTロゴデザインが変更されたものが確認されています。新ロゴタイプ変更直前に変更になったようです。


78年3月発売。銀河モデルで当時700円。
箱サイズは20×29.5×5センチ。初版よりも箱は少しだけ大きいです。
「ゼンマイ走行はいらない。第三艦橋再現を!」とのファンの声を反映し、金型改修されたのが、この銀河モデルです。青い地球をイメージした透明飾り台が付くのは、この銀河タイプのみ。
発売期間は短く、1978年3月~7月の超短期間のみのようです。


銀河モデルには説明書違いが2種確認されています。
「枠無し」と「枠有り」です。
枠有りタイプが後発売分です。わかりやすい組立て図の再構成の他に、モノグラムカラーによる塗装指定が追加されています。

78年7月、「さらば宇宙戦艦ヤマト」公開時に合わせ、テレサ・パネル付きを発売。
キットはヤマトカラーの着色済み。当時700円。 再度金型改修され、このタイプから側面の展望デッキが別パーツとなっています。
台座固定では無く、パネルに固定されるため、宇宙空間を航行するヤマトが再現されます。このパネル仕様は「超巨大戦艦」にも採用されています。


今回紹介したヤマトとほぼ同スケールに、野村トーイの「1/1200 宇宙戦艦ヤマト(当時500円)」もあります。発売は「さらば 宇宙戦艦ヤマト」の頃ですが、こちらはバンダイ初版と肩を並べるぐらいの激レア品。見かけたら、即入手をお勧めします!


「宇宙戦艦ヤマトのプラモデル、、、何もかも皆懐かしい、、、、」
そんな沖田艦長の声が聞こえてきそうな逸品たちです。



(2024.10.21 追加文)
〇パッケージバリエーションを4種類を紹介します。
上画像のように、目玉バンダイロゴで「初版」「再販」、そして「ワールドワイドバンザイロゴ版」

ST表記は上のようになっています。ワールドワイドバンザイロゴの場合は枠が長方形です。
この3種のほかに、もう一種が報告されました。

※まんだらけZENBUNo.95より
上画像のように、目玉バンダイロゴで、ST枠が長方形です。ワールドワイドバンザイロゴに移行する直前に流通されたものと思われます。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。



現在、タイムボックスでは今回紹介したバンダイの74年、77年版「宇宙戦艦ヤマト(ゼンマイ)」を在庫しております。74年版初版は、値段の落ち着いている今が買い時かもしれません。さらに、銀河モデル!!野村トーイ版ヤマトシリーズ!!などなど、買取強化中です!!箱だけや組済でも高額買取いたします!!お気軽にお問い合わせ下さい。その他プラモデルもバンバン買取中です。

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