2014年5月29日木曜日

光速エスパーのプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第34回)

今回は光速エスパーのプラモデルを紹介します。

東芝のマスコットキャラクターでもあった光速エスパーのプラモデルは、
今井科学、日東科学、オカノモデルから発売されました。


最初に発売したのが今井科学。当時50円で1967年2月に発売。

実写ドラマが放送される前の発売なので、漫画版を参考にしたもの。
箱サイズは14×9×2.8センチ。マスコットシリーズNo.25。
レバーを押すとエスパーが飛び上がり、たこ糸を左右に広げると空中を飛ぶというギミック付き。


日東科学、オカノモデルは実写ドラマ版(67年8月放送開始)を模型化。
まずは、日東科学のゼンマイ歩行「光速エスパー」を紹介。1967年12月発売。
当時350円で箱サイズは28×17×5センチ。 ゼンマイ歩行キャラクタープラモデルの中では、TOP3に入るお宝プラモデルです。
プラモデル自体のプロポーションも良く、ヘルメット脱着可で透明キャノピーも開閉可能。激レアです。


光速エスパーガンは日東科学オカノモデルから発売されました。
写真上が日東科学の「光速エスパーガン」当時200円。ゼンマイ歩行と同時発売。 箱サイズは12.5×23×4センチ。ゼンマイ歩行と同じぐらい激レア品です。
写真下がオカノモデルの「光速エスパーガン」当時120円。箱サイズは15.5×24×4センチ。引き金を引くと、火花を発します。

日東科学の「光速エスパーガン」の箱中です。
組立図のように、ロケット発射と、銃口から円盤を飛ばせます。

日東科学とオカノモデルの「光速エスパーガン」はもちろん別物造形です。


日東の光速エスパーガンはその後、商品名を変更し「スペンダー77(当時200円 71年5月発売)」「スピンシューター(当時500円 81年2月)として再販されています。
※スペンダー77はネット拾い物画像です。
スピンシューダーは安く手に入るので、当時気分を味わうにはお勧めです。
再販ではありませんが、ほとんど同じ仕様の「宇宙パイロット(当時350円 68年4月発売)」などもあります。


(2024.10.21 追加文)
1968年、日東科学のカタログです。
光速エスパーが紹介されています。他ページでは宇宙パイロットも紹介されていました。

〇光速エスパーと宇宙パイロットの比較画像を紹介します。
組立書はほぼ同じです。箱サイズも同じ。品番は光速エスパーがNo.105-350に対し、宇宙パイロットはNo.104-350宇宙パイロットの方が若い番号になっています。
因みに日東の光速エスパーガンの品番はNo.106-200となっています。

宇宙パイロットはアポロ飛行士としてリニューアルされています。
各メーカー、アポロブームに沸いた1969年頃発売と思われます。組合書もタイトルを変更しただけで宇宙パイロットと同じもの。価格はなぜか50円安くなって300円でした。品番はNo.103-300と宇宙飛行士を引き継いでいます。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

みくに文具 上田大)


現在、タイムボックスでは今回紹介した日東科学の「光速エスパー(ゼンマイ歩行)」「光速エスパーガン」、オカノモデル「光速エスパーガン」を在庫しております。日東科学の光速エスパーガンは奇跡の美品状態です。さらに、同年代のキャラクター、ロボットプラモデル買取強化中です!!箱だけや組済でも高額買取いたします!!お気軽にお問い合わせ下さい。その他プラモデルもバンバン買取中です。

コレクションを買うも売るも、ぜひ、プラモデルに強いタイムボックスにお任せください。
買取・査定・その他のお問い合わせ 03-5706-4039 まで

0 件のコメント:

コメントを投稿