2013年5月13日月曜日

初心者必見! 絶版プラモ保存方法 その1

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第9回)

まさか、大切なお宝プラモデルを裸で積んでいませんか?

今回の絶版プラモデル情報局は、大切なお宝プラモデルの保存方法を紹介します。
保存方法と言っても、超簡単。透明袋に入れて、保存しておきましょう!ということです。

特に、プラモデルの箱や説明書は「紙」ですので、ほこりや濡れ、日光、蛍光灯などに非常に弱く、ダメージも受けやすくなってます。 

メーカーによって、箱の劣化速度は違うようですが、まずは「濡れ」や「ほこり」から大切なコレクションを守ってあげましょう。


~その1 透明袋に入れて保存する~

使用するのは、クリスタルパックという透明袋。
サイズが非常に豊富にあり、ロボダッチ大島などの大箱にも対応できます。
※写真の「S16-33」とは袋サイズが16×33センチということ。

全国展開している「パッケージプラザ」やネット通販で入手できます。
一袋、だいたい100枚入りです。
細かいサイズで多数揃えるよりも、料金的にお得な規格サイズもあるので、
まずは、A4とB4の2種を揃えておけば大体対応できます。


今回入荷した今井科学の「いも虫とアゲハ蝶」を使用して、手順を紹介してみましょう。
用意するものは、クリスタルパック、ハサミ、セルテープ、定規(ステンレスの薄厚)


まず、奥までぎゅっとプラモを入れます。


プラモを片側に詰め、反対側をセロテープで留めます。


入口の長く残りそうな部分をハサミで切ります。


先ほど短くした入り口の部分を写真のように、定規を当てながら折っていきます。
セロテープで固定してから、定規を抜き取ります。
ステンレスの薄厚定規を使うのは、スッと抜きやすいからと、
厚みのある定規だと、抜き取ったときに、袋に緩みができてしまうからです。

セロテープは長めに切り、終わりを折って先端を接着できないようにします。
そうすると、先端をつまむことができ、何度でも開けられるようにできます。


後ろも、定規を使い、耳部分は折り曲げてセロテープで固定しておきます。

(2024.3.26追加)
外側に折りたたんだ場合は、箱を積んだ時に側面が綺麗に見えます。


これで完成です。

クリスタルパックは光沢もよく、ある程度の強度もあるので、これで安心です。
(注意)クリスタルパックの耐久年はわかりませんが、5~8年ぐらいで入れ替え作業をした方が良いと思います。できるかぎり、made in japan製を。

しかし、数十万~数百万円の超お宝プラモデルや思い入れの強い自慢の逸品には、
やはり専用のアクリルケースを用意してあげましょう。

ネット検索で「アクリルケース」と打ち込めば、制作会社が出てきます。
サイズ指定の特注でも、アクリルケースは思ったよりも比較的安くできます。
こうなると、「The お宝!!」です。
強度があるので、このまま持ち運んで友達に自慢もできますね。
発注の際の注意点は、「サイズは少し大きめに」です(^^)




絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

 (みくに文具 上田大)
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2013年4月30日火曜日

絶版キャラクタープラモ 知って得する豆知識!!

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第8回)

絶版キャラクタープラモデル 知って得する豆知識特集!!

今回は、お宝絶版プラモデルの豆知識をご紹介します。
絶版プラモデルコレクターの基本知識、、、? とまでは言いませんが、ぜひ、ご愛読下さい。

なお、一応、正確な情報を心がけていますが、2013年までの情報に元づいたものとなっています。まだまだ未大陸の残る絶版プラモデル世界ですので、その辺を差し引いてご覧ください。


~国内最初のプラモデル~
国内最初のプラモデルと言われているのは、
1958年12月マルサンから発売された「原子力潜水艦ノーチラス号」
当時、マルサンは「プラモデル」という言葉を商標登録したので、他メーカーはそれを使用できず、「プラスチックモデル」や「カラープラスチック」などと箱には記述していた。
当時の広告やチラシでよく見る、「プラモデルと呼べるのはマルサンだけ」とのキャッチコピーはそういうことである。開発なのか流通商品なのか、いったい何を「国内初」とするのか?との諸説もある。



~国内最初のキャラクタープラモデル~
今井科学の「鉄人28号(当時380円電動)」が国内最初のキャラクタープラモデル。
発売は1960年11月。箱絵は、実写版の鉄人28号に近い物となっている。
新説では、今井科学は当初、無版権で鉄人28号を発売したが、版元からの指摘もあり、
パッケージに「少年連載」との記述を追加し、許可製品として発売を続けた、、、、と
解釈されている。
国内最初のキャラクタープラモデルということは、鉄人28号は、
現在のガンダムプラモデルに続く、ロボットプラモデルの元祖ということにもなる。


~国内最初の怪獣プラモデル~
国内最初の怪獣プラモデルは、
マルサンが1964年に発売した「ゴジラ(当時380円・リモコン電動)」
足軸や説明書などを仕様変更され、マルザン倒産(67年にマルサンはマルザンと社名変更)の68年まで販売。
なので、マルザンロゴのパッケージも存在する。


~国内最初のSFオリジナル戦車プラモデル~
SFオリジナルメカプラモデルは、緑商会の空想科学シリーズが有名だが、それ以前にも各社発売をしていた。
61年7月、N.B.K(日本文化教材)社が発売した「宇宙探検車 チャレンジャー(当時450円・水陸両用・電動)」が国内最初のSFオリジナル戦車。コチラも諸説ある。


~一番大きな箱サイズのキャラクタープラモデル~
68年12月に発売された今井科学の「マイティジャック秘密基地(当時3500円)」。
箱サイズは38×80×11センチと最長。
因みに、大箱と呼ばれているサンダーバード秘密基地(68年発売・当時2200円)は、
36×69センチ。
(2024.3.26追加)
マイティジャック秘密基地の金型再利用で発売された宝島の箱サイズは50×74.7×11センチで縦+横+厚さの合計で言えば、宝島の方が大きかったということが判明しています。


~一番シリーズ数の多いキャラクタープラモデル~
バンダイのガンダムシリーズ、、、と言いたいところだが、絶版プラモデルということで、
やはり今井科学のロボダッチシリーズであろう。
再販含め、正確なシリーズ数はいまだ未解明。
シリーズは1975年にスタート。写真は4点パック以外の単品キャラとして最初に発売された「たまたまタマゴロー(大・75年発売)」


~一番鑑定額の高いキャラクタープラモデル~
やはり、気になるのは鑑定額の最高峰
そもそもプラモデルは、作って遊ぶという商品。
その結果、未組立のプラモデルは現存数が少ない。
その中でも発売期間が短い物や人気のあったプラモデルは、未組立が極端に少なく、
市場にでるとなると、アンティークショップの時価扱いとなってしまうのが、悲しい世界。

ここでは、実際に取引された金額や複数ショップの話を参考にご紹介したい。
有名なところでは、怪獣ソフビの世界で、マルサンの尻尾が動く「ガラモン1期」が美品で800万円。
プラモデルの世界には、それ以上が存在する。
マルザンから発売された「ゴジラ(大・リモコン電動・当時1200円)」である。
通称、大ゴジラやパパゴジラと呼ばれている。

絶版プラモデルの世界は、未組立であっても箱の状態などで査定額が大きく変動するが、大ゴジラの美品トップクラスならば、複数のショップで4ケタ(1000万!!)は軽く超えるのではと言われている。
過去一度?関西のショップで取引された未組立て実売価格は、ガラモン1期800万円を大幅に超えていたとの噂もある。
ガラモン1期の現存数は10体以上確認されているのに対し、ゴジラ(大)の未組立の現存数は現在1個か2個体?と言われている。
さらに、世界中にファンがいるゴジラバリューを考えると、鑑定額も納得してしまう。

鑑定額2位は400~500万円でマルサンのレッドキング(リモコン電動・当時650円)。
ウルトラ怪獣TOYの中でもTOPである。
絶版プラモデル世界では、マルサン怪獣の未組立のみ、突出したお宝価格を誇っている。

さて、今回の「お宝絶版プラモデルの豆知識」はいかがだったでしょうか?
絶版プラモデル世界の情報は、日々更新されていますので、
新情報などが入り次第、紹介記事も訂正・修正をしていきます。


(2024.3.26追加)
●絶版プラモデル情報局(100回)の記事でマルサンのノーチラス号をさらに詳しく紹介していますので、そちらもご覧ください。
記事は→こちら

絶版プラモデル情報局(201回)の記事でマルサンの大ゴジラをさらに詳しく紹介していますので、そちらもご覧ください。
記事は→こちら

現在の鑑定額は1位は「大ゴジラ」で1500万~2000万円?の時価。
2位は「エビラ」で600~800万円。
TOY販売では2023年「ポピー ジャンボマシンダー ガラダK7」が3150万円を記録。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

みくに文具 上田大)

-ps-
上記で紹介した「ノーチラス」「ゴジラ(ノスヒロ版)」「鉄人28号」は、再販在庫ございます。
また、「たまたまタマゴロー(大)」「ゴジラ(大・組済)」「チャレンジャー」も在庫ございますのでぜひ、お問い合わせください。


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2013年4月11日木曜日

初心者必見!! 絶版プラモデルの紹介本 その1

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第7回)
物を集めるには、まず情報が必要ですよね。
お店で話を聞いたり、ネットで調べたり。
今回は、絶版プラモデルコレクターのバイブルと言える、そんな書籍をご紹介します。
まずは、やはりこの2冊。
●「究極プラモデル大全(白夜書房)」と「絶版プラモ大百科(グリーンアロー出版社)」
「究極プラモデル大全」は、ほぼ、全メーカーのキャラクタープラモデルが網羅されています。「絶版プラモ大百科」は、各社SFオリジナル物なども載っています。


●ソフビや超合金などのおもちゃまで紹介されているのは、この3冊
「怪獣玩具大画報(メディアワークス)」「怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ(朝日ソノラマ)」「お宝フィギュア大図鑑(毎日新聞社)」


●70年代以降のアオシマ、アリイ系ならこの2冊
「超絶プラモ道(竹書房)」はガンダム、宇宙戦艦ヤマトのパチプラモ、アトランジャー系や各社オリジナル怪獣、宇宙人などなど、濃い内容となってます。

「アオシマ プラモの世界(竹書房)」は4点合体ものなどの資料に最適です。また、アオシマから発売された数多くのキャラクター版権物も紹介されています。きっと、「あのプラモデルもアオシマだったのか」と気づかせてくれるはずです。


●宇宙戦艦ヤマトシリーズならば、この1冊。
「宇宙戦艦ヤマト モデリングガイド(メディアワークス)」は、バンダイ(ポピー)から野村トーイまでのプラモデルや合金まで、詳しくカラーページで紹介されています。
※野村トーイのヤマトプラモデル発売が、79年となっているが、間違いで78年の発売。


●ウルトラマンシリーズは、この2冊
「ウルトラマンプラモデル大鑑(竹書房)」は、まさに究極の一冊。ウルトラQからアンドロメロスまでに発売されたプラモデルをすべて紹介!(正確には99.9%)

「ウルトラ怪獣バリューブック(グリーンアロー出版社)」はウルトラQ~セブンまでのソフビや書籍などの商品も紹介。プラモデル紹介は主にマルサンメインとなってます。


●サンダーバード関係はこの2冊
「サンダーバード プラモデル大全(双葉社)」「サンダーバード プラモ&玩具博物館(ケイエスエス)」


●さらに深い2冊のマニア本
「今井科学キャラクター全集(学研)」は究極の今井科学プラモデル紹介本。69年の今井科学倒産まで発売されたキャラクタープラモデルの資料本。鉄人28号に始まり、キャプテンスカーレットまで。

「昭和の未来科学模型~ロボット篇~(黄金模型)」は究極の同人誌。なんと、コレクターさんの自費出版本です。緑商会、コグレ、今井科学などなどから60年代に発売されたロボットプラモデルのみを紹介した一冊。写真も大きく、非常に資料性の価値も高い一冊です。
コレクター寄りのプラモ雑誌


●「キャラクターエイジ(学研)」
「キャラクターエイジ(学研)」は6号まで刊行され、現在は休刊?毎号テーマに沿った濃い内容の良本です。資料性の価値も高いシリーズです。特にNo.2のSFメカ特集は必見です。各号、すでにビンテージ本扱いになってますので、入手は早めに。


これ以外でも、フィギュア王やホビージャパン、ハイパーホビーなどでも、絶版プラモデルは紹介されていたりしますので、こまめにバックナンバーチェックをお勧めします。
有名どころでは、ホビージャパンで83年1月号~85年3月号まで続いた「アンティークキットセレクション」連載記事は、現在に至る絶版キット資料の基本情報となってます。

特にフィギュア王No.17のスーパーロボット特集号も、マジンガーZに始まるバンダイロボットプラモデルコレクターには欠かせない内容となってます。
ボックスアーティストとしても有名な小松崎氏や高荷氏などの画集本も参考資料となります。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


「初心者必見!! 絶版プラモデルの紹介本 その2」
コチラをクリック

みくに文具 上田大)

-ps-
各資料本は発売年に注意! キット説明、シリーズ構成などは、絶版キットコレクターやショプの探究成果により、日々情報更新されています。特に評価額は変動が激しいです。お店やコレクターさんにどんどん質問して、最新情報入手を!!
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2013年3月25日月曜日

マルイ 変身サイボーグみたいなプラモ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第6回)

あるジャンルものが流行ったりすると、世の流れはそれを追随します。
ソフビ怪獣が流行れば世はソフビ怪獣や人形。
超合金が流行れば、各社は合金おもちゃを連発。

そんな流行に敏感な、メーカーがあります。
そう、東京マルイ玩具、通称「マルイ」です。

宇宙戦艦ヤマトが流行れば、自社金型を使い、なんとか、宇宙戦艦ヤマト風のプラモシリーズを展開。機動戦士ガンダムが流行れば、ガンダム風のシリーズを展開。
そうです。マルイとは有名な「ガンガルシリーズ」を生み出したメーカーです。
現在はプラモデルよりもエアガンやRCメーカーとして有名ですね。

さて、今回はそんなマルイのプラモデルを紹介します。
透明ボディーで内部メカがみえるという斬新な発想で74年発売。
メカボーグ2号です。


頭には、優れた人間の脳を使用しているという設定ですので、人間と同じぐらいの大きさのようです。

当時、この透明ボディーという切り口で、シリーズを展開しました。
「メカボーグ2号」「メカボーグ怪獣」「メカニックマシン1~4号」の6商品を発売。


お気づきかと思いますが、この透明ボディ戦略、マルイのオリジナルではありません。
タカラから72年に発売され、大人気商品となった、変身サイボーグ1号の影響です。

この商品名、なぜ2号なのか?中に入っている的紙に「悪いメカボーグ」と描かれているメカボーグがいます。
この「悪いメカボーグ」が1号で、開発失敗により暴走?悪となり、正義の味方的な「2号」が開発されたものと予想されます。

メカニックマシンはメカボーグ2号の専用マシンかと思いきや、メカニックマシン2号には一般パイロットが操縦している模様が描かれているので、支援マシンのようです。

金型流用商品なので、「メカボーグ2号」は、72年発売の版権商品「シルバー仮面(ゼンマイ歩行)」、「メカボーグ怪獣」の方は、71年に発売されたマルイ オリジナル怪獣プラモ「ジラゴン(ゼンマイ歩行)」が元ネタとなっています。 「メカニックマシン1~4号」は名前を変え、再々再販ぐらいの商品です。
もし、メカニックマシンの元ネタプラモデルもコレクションの対象にするのでしたら、、、
いまだ全貌の解明はされていない暗黒プラモ郡ですので、数十年の収集の旅が待っているのは確実です。楽しくもありますが、チャレンジにはお気をつけ下さい。

(2024.3.26追加)
絶版プラモデル情報局(237回)の記事でマルイのメカボーグ2号をさらに詳しく紹介していますので、そちらもご覧ください。
記事は→こちら


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 (みくに文具 上田大)


-ps-
タイムボックスでは、今回紹介した「メカボーグ2号」「メカニックマシン1号」「メカニックマシン3号」在庫中です!!
ぜひ、貴方のコレクションにお加えください。
マルイプラモデル、在庫薄のため高価買取中です!
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-ps2-
マルイからは、「シルバー仮面」の他に「レッドバロン」「新ウルトラマン」「ウルトラマンタロウ」「オバQ」「巨人の星」「あしたのジョー」「アニマル1」などの版権プラモモデルも発売されています。あまり、目立たない存在商品でしたので、今ではレア度は高いものばかりです。
(新マンのメカものは再販されましたので、そちらは入手は容易となっています。)
特に「あしたのジョー」のプラモデルは謎の逸品となっています。


2013年3月14日木曜日

マルサン商店 金型流用怪獣

(第5回)

プラモデルメーカーが倒産すると、財産であるプラモデルの金型は、他メーカーに引き取られたりします。

さて、今回はそんなお話です。

オリエンタルモデルの「ウルトラエックス」と「ウルトラゼット」です。

箱絵には、見慣れた怪獣が描かれています。

当時は、パチ怪獣のプラモデルも一つのジャンルとして存在していましたが、
これは、倒産したマルサン商会の100円ウルトラ怪獣シリーズの金型流用商品です。

箱中にラゴンとペギラの姿が見えます。 金型流用ということで、マルサン商店が発売した100円怪獣シリーズのプラモデルと同じものが入っています。

怪獣名は「ラゴン」→「ラドゴン」、「ペギラ」→「ペギラス」に変更され、なぜか、「ウルトラエックス」の箱絵にはゴメスが描かれていますが、ゴメスではなく、ラゴンが入っています。


状態の悪い物は見ることはありますが、状態の良い物はなかなかお目にかかれません。

金型が流用された商品は、無版権物となる場合が多いので、プラモデルに刻印してある(C)表記は消されます。しかし、なぜかラゴンのみ、(C)刻印は消されずに残っています。

アンティークショップなどで
「オリエンタルのラゴンは(C)表記が残ってるんですよねぇ~」
と話したりすると、ショップオーナーから
「詳しいね~」
とお褒めの言葉をもらえるはずです。
昔から真贋情報の一つとされていましたので、こういった知識をこっそり楽しむことができれば、深コレクターの仲間入りです。

(2024.3.26追加)
こちらは単品売りタイプです。
「ペギラス」「ラドゴン」「ゴメラ」の3種類が出ています。「ゴメラ」はこの単体のみ発売です。ラドゴンは(C)刻印は消されずに残っています。


さて、オリエンタルモデルのほかにも、金型流用の商品を発売したメーカーがあります。
ヨーデルのミニミニ怪獣シリーズです。

因みに、ラゴン含め、3種全て、ヨーデル発売分には(C)刻印は消されています。

オリジナル商品でもある、マルサン商店100円怪獣シリーズ「ペギラ」「ラゴン」「ゴメス」は超お宝となっていますので、入手は大変困難です。
まずは、こういった金型流用プラモデルをコレクションし、数年、あるいは数十年かけて、じっくりとオリジナルとの出会いを待つのも、楽しみのひとつかもしれません。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 (みくに文具 上田大)


-ps-
タイムボックスでは、今回紹介したオリエンタルモデル2種、ヨーデル3種が入荷したしました!!
状態の良いものはなかなか出会えません。セットでの出会いも機会は少ないはずです。
在庫は各1つですのでお見逃しなく!

マルサン商店100円怪獣シリーズ、在庫切れのため高価買取中です!
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-ps2-
マルサン商店100円怪獣シリーズは「ウルトラマンプラモデル大鑑(竹書房)」「ウルトラマン大全集(講談社)」「総天然色ウルトラQ 上巻(講談社)」「怪獣・ヒーローお宝鑑定カタログ(朝日ソノラマ)」「究極プラモデル大全(白夜書房)」「ウルトラ怪獣バリューブック(株式会社グリーンアロー出版社)」などで紹介されています

2013年2月25日月曜日

今井科学と中村産業の「宇宙エース」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第4回)

「宇宙エース」は、ガッチャマンやタイムボカンシリーズで有名な、竜の子プロダクション(タツノコプロ)製作の第一作テレビアニメです。

プラモデルは今井科学からファミリーシリーズNo.7として発売されました。

ファミリーシリーズの中ではレアな部類にはいります。
プラモデル50年史によれば、発売は1965年7月。
写真のものは未組立美品です。

さて、今回は「宇宙エース」プラモデルの紹介ではありません。
プラモ業界では、同一キャラクターを複数のメーカーが商品化していることがあります。

こちらは翌年の66年7月に中村産業から発売されたプラモデルです。

これも正規の「宇宙エース」のプラモデルです。
中村産業版も、今井科学に負けないレアな逸品です。

今井科学版は、完成すると鉛筆立てになり、子供たちの机に飾れるようになります。
中村産業版は、宇宙エース自体が飛ぶのではなく、頭についたプロペラをモーターで飛ばして遊べるようになります。タイムボックスでは組済みの在庫もありますので、ぜひ、そちらをご覧ください。

「宇宙エース」に限らず、「ミラーマン」や「ウルトラシリーズ」、時代の浅いところでは「マクロスシリーズ」なども2社以上のメーカーから発売されています。


4月からテレビシリーズで復活する「宇宙戦艦ヤマト」もその一つです。
左がバンダイ版。右が野村トーイ版です。

(2024.3.26追加)
大きさとタイプは違いますが、今井科学からも宇宙戦艦ヤマトのキットが発売されていました。こちらは木製キットでした。


「宇宙戦艦ヤマト」の初期プラモデルは、昨年からじわじわと価格が上がってきています。
「宇宙戦艦ヤマト2199」成功の影響と思われます。
タイムボックスでも在庫品薄ですので、買い取り強化中です。


こういった、メーカーを超えたキャラクターのコンプリートを目指すのも、コレクションの楽しみのひとつかもしれません。

絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

 (みくに文具 上田大)


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タイムボックスでは、今井科学&中村産業の「宇宙エース」在庫中です。
お問い合わせください。
野村トーイ版、宇宙戦艦ヤマトシリーズ、在庫切れのため高価買取中です!
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2013年2月12日火曜日

ちょっと深いコレクター道 ST表示編 バルタン星人

(第3回)

ブルマァクの「バルタン星人」です。
ゼンマイで歩行します。
箱デザインでは、怪獣プラモデルのTOP5に入る傑作です。

今回は、バルタン星人というよりも、プラモデルの箱によく見かける「STマーク」のお話です。
このバルタン星人のパッケージ、右足の横に「STマーク」が表示されています。

「STマーク(エスティーマーク)」と呼びますが、正式名称は「玩具安全マーク」。
簡単に説明すると、「このおもちゃは、安全に遊べますよ」という証です。
昭和46年(1971年)に導入されたとのことで、この翌年あたりから、プラモデルにもST表示のものが市場に現れてきます。
ショップやコレクター間でも、ST表示の有無を発売時期の指標にしたりもしています。

さて、こちらのバルタン星人には、STマークがありません。
日本プラモデル50年史によると、ブルマァクのバルタン星人の発売は1972年2月となっています。
STマークの登場が71年ですから、ちょうど、発売時期が一緒です。
STマーク表示無しで発売を始めましたが、世にSTマーク表示の流れができてきたので、どこかの出荷分から、パッケージを刷りなおし、ST表示バージョンが市場に登場してきたということが想像できます。

ですので、同じブルマァクのバルタン星人プラモデルでも、「ST表示無し」の方が古いものとなります。
同じプラモデルでも、発売時期によって、成形色の違いやデカールの文字違い、金型修正など、マイナーなバージョン違いが多く存在したりします。
 
そういったバージョン違いとして、ST表示の有無も、コレクターにとっては、気になるポイントです。
まずは、STマークなど気にせずコレクション。そして、もっと深いコレクター世界を覘きたければ、こういったパッケージの表記違いをコレクションに加えていくのも、楽しみのひとつかもしれません。


(2024.3.26追加)
ST表記の読み方も紹介しておきます。
最初の数字3桁はメーカー名です。そのあとの数字が番号発行された昭和年号の1桁
7だと、昭和47年か57年。
2002年辺りから表記内容が変更になったようなので、読み方はそれ以前の対応です。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
みくに文具 上田大)
-ps-
タイムボックスでは、「ST表示無しのバルタン星人」在庫中です。
「ST表示有のバルタン星人」の入荷も2月に予定しております。
在庫は各1つですのでお見逃しなく!
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