2024年5月14日火曜日

日東科学のダイアクロンシリーズ「ダイアバトルス」

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~

(第273回)

今回の絶版プラモデル情報局は、日東科学のダイアクロンシリーズ「ダイアバトルス」の関連シリーズを紹介します。


シリーズNo.1の「ダイアバトルス(ノーマル)」は、300円シリーズ、300円シリーズ3機セットのバトルスセット(1000円)100円シリーズ全7種。そして日東科学の関連会社サンキから発売された100円シリーズの3機セットがあります。
 
上画像以外では、その後発売された100円シリーズ3機セットのリアルタイプシリーズ(300円)3種、サンキ版の「サンキ」社名表記のみ「イカワ」に変更したイカワ版や、Revellからバトルスセットの海外版が発売されています。

上図の日東科学版のパッケージ画は全て上田信(Shin Ueda)。上田信はタカラのTOY版ダイアクロンシリーズも描いています。


発売当時の雑誌広告です。
※切り抜き保存のため、掲載雑誌等は不明。


●300円シリーズ
1/60スケールで、1981年7月発売
01~03が合体してダイアバトルスになります。ダイアクロン人形付き。
当時価格は300円で箱サイズは13×19×4センチ。

●ダイアクロンシリーズNO.1 「バトルス01」
品番はART NO.824-300
●ダイアクロンシリーズNO.2 「バトルス02」
品番はART NO.825-300
●ダイアクロンシリーズNO.3 「バトルス03」
品番はART NO.826-300

箱中と箱側面です。
上画像左下は、貴重な裁断前のパッケージ

箱中の基本構成です。
組立書、チラシ、応募ハガキ、デカール、接着剤。

初期と変更後のミサイル
 「バトルス01」と「バトルス03」のミサイルは、発売当初は先端が尖っていましたが、上図のように安全性を考え、先端が丸く変更されています。上図のように、ランナー枠にも支柱が追加されています。 11月発売のバトルスセットでは、すでに変更されていますので、変更時期は8月、9月、10月のいずれかのようです。


●発売予定表です。
バトルスセット(1000円)、100円シリーズの発売予告が紹介されています。
82年とあるのでわかりにくいのですが、1981年末から1982年までのリスト紹介となっています。


●バトルスセット(1000円)
1/60スケールで、1981年11月発売

300円「バトルス02」のパッケージ画のミサイルは先端が尖っていますが、プラモデルは当初から設定と同じく丸くなっていたので、バトルスセット(1000円)のパッケージでは設定通りミサイル先端は丸く描かれています。
安全面の配慮から、1000円セットの「バトルス01」「バトルス03」のミサイルは、先端が丸く変更された金型バージョンになっていますが、パッケージでは先端はそのまま尖った表現となっています。

バトルセットは、単純に単品売り3つをセットにしたものではなく、「シルバーパーツは、銀メッキ処理」「デカールは3機分を1枚に」「おまけに隊員3体付き」の豪華バージョンになっています。
当時価格は1000円で箱サイズは34.5×21×7センチ。
品番はART NO.839-1000。上箱裏には番号パズル遊びの数字が印刷されています。
完成品全長約20.5センチ。上画像の完成品は300円シリーズの物。

「バトルス01」から「バトルス03」までのランナー枠が連なり、一つのランナーとして入っています。
「バトルス01」から「バトルス03」は、同一金型だったというのがわかります。


●100円シリーズ
スケール表示はなし。1982年2月発売。(50年史データベースより)
当時価格は100円で箱サイズは8.5×15.5×3.7センチ。

●ミニダイアクロンシリーズNO.1 「バトルス01」
品番はART NO.842-100
●ミニダイアクロンシリーズNO.2 「バトルス02」
品番はART NO.843-100
●ミニダイアクロンシリーズNO.1 「バトルス03」
品番はART NO.844-100

箱中です。
上箱裏に組立図。ランナー枠は3つで構成
実は、100円シリーズにはミサイル発射ギミックはありませんでした。

ランナー枠は3種3色で構成されていますが、成形色の組み合わせは上図のようにランダムになっています。同色が2枠以上ということはないようですが、3色3枠の全組み合わせがあるようです。一番出やすい 「バトルス03」に関しては5種(5パターン)までは確認済みなので、やはり全6種(6パターン)全てあると思われます。 成形色違いまでを含めた真のコンプリートは3種(バトルス01~03)×6パターンで18種となります。300円シリーズの方は成形色違いは確認されていません。


●Sanki スナップチェンジシリーズ
プラモデル ダイアバトルス トリプルダイア合体
バトルス01、バトルス02、バトルス03入り。
ST表示から発売時期は1984年頃と思われます。
当時価格は300円で箱サイズは18(21.5)×11×5センチ。
サンキ版は箱にパンチ穴があるので、吊り下げでの販売もできる形態となっています。

箱中構成です。
ランナー色は3色で100円シリーズと同様に色ランダム組み合わせが確認されています。
サンキ版の「サンキ」社名表記のみ「イカワ」に変更したイカワ版もあります。成形色はシルバーが黒色のバージョンがあるようです。

出荷箱です。
4種×3の計12個入り。出荷箱はディスプレイ箱にもなります。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 


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