~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第244回)
ヒマラヤの山中生まれ・身長80m・体重120トン。地底を時速50km・水中を100ノット・地上は一飛び600m。背ビレからレーザー光線を放射する。ウラニューム・コバルト・金・銀等の鉱物が大好き。だそうです。
ガメラ、バルゴンに続き、ウルトラ怪獣シリーズとして登場。 品番はART NO.68。当時価格は200円で、当時の広告では1966年11月下旬発売予定と告知。怪獣ドラゴンも11月下旬とあり、同時発売。
上箱サイズは11.5×27×4センチと他怪獣と同じですが、ガマロンの下箱は高さが5センチと上箱よりも1センチ高くなってます。
これは、体パーツのボリュームの関係で、4センチの高さ箱では入らなかったからのようです。
完成品です。全高約17センチ。写真は右腕が欠品。
初版の最大の特徴は足裏のゴムタイヤです。200円のゼンマイ歩行怪獣シリーズで、足裏にタイヤがあるのはこのガマロンだけです。
初版には、ワニゴン兼用のカラーカードが入っていました。裏は時間割表になっていました。組立書サイズは31×22.5センチ。
必ずカードが入っていたわけではなさそうです。ガッパなどを見ると、発売初期の時期にのみ入っていたようです。
上図にある当時のチラシから、ワニゴンの方が先発売と言うのがわかります。
ワニゴンと同時発売と紹介している書籍もありますのでご注意を。「同時」ではなく、正確には「同時期」発売です。
●地底怪獣ガマロン 再販
1971年5月発売。ワニゴンの再販が1970年03月なので、1年遅れです。品番はART NO.68で価格は変わらず200円。
当時の日本模型新聞記事ではゼンマイ歩行ジャイガーの後、5月20日発売と紹介されてます。
ガマロンの再販箱は、上箱サイズの高さが、初版よりも高くなってます。
●地底怪獣ガマロン 再販
1971年5月発売。ワニゴンの再販が1970年03月なので、1年遅れです。品番はART NO.68で価格は変わらず200円。
当時の日本模型新聞記事ではゼンマイ歩行ジャイガーの後、5月20日発売と紹介されてます。
ガマロンの再販箱は、上箱サイズの高さが、初版よりも高くなってます。
比較用にワニゴンの上に載せてます。
上図の赤丸の白い部分が長くなってます。ウルトラ怪獣が紹介されている反対側面は地が白色なのでわかりずらいのですが、初版と比べれば、白色下部分が長くなっているのがわかると思います。
組立書は新規になっていて、少し小さく29×21センチ。ロゴの部分をみてもらうと、ロゴは変更後になっているのですが、再販のパッケージのNITTOロゴは変更なし。再販はパッケージのNITTOロゴは変更されずにいます。
最大の変更点は、足裏のタイヤがプラ製に変更になっていたことです。 組立図には、タイヤ軸穴の上の初版にあったタイヤ留め金具の穴が、描かれたままになっていますが、金型修正によりこの穴はなくなっています。
ガマロン以外のゼンマイ歩行怪獣は、下図のようにNITTO KAGAKUロゴ箱に変更されています。
しかし、ガマロンの再販は、上箱厚NITTOロゴ版にNITTO KAGAKU版の組立書が入っていましたので、これが71年再販で、NITTO KAGAKUロゴ版箱のガマロンは発売(流通)されていないと結論づけいます。
上図の赤丸の白い部分が長くなってます。ウルトラ怪獣が紹介されている反対側面は地が白色なのでわかりずらいのですが、初版と比べれば、白色下部分が長くなっているのがわかると思います。
組立書は新規になっていて、少し小さく29×21センチ。ロゴの部分をみてもらうと、ロゴは変更後になっているのですが、再販のパッケージのNITTOロゴは変更なし。再販はパッケージのNITTOロゴは変更されずにいます。
最大の変更点は、足裏のタイヤがプラ製に変更になっていたことです。 組立図には、タイヤ軸穴の上の初版にあったタイヤ留め金具の穴が、描かれたままになっていますが、金型修正によりこの穴はなくなっています。
ガマロン以外のゼンマイ歩行怪獣は、下図のようにNITTO KAGAKUロゴ箱に変更されています。
しかし、ガマロンの再販は、上箱厚NITTOロゴ版にNITTO KAGAKU版の組立書が入っていましたので、これが71年再販で、NITTO KAGAKUロゴ版箱のガマロンは発売(流通)されていないと結論づけいます。
今後、NITTO KAGAKU版のガマロンが確認される可能性もゼロではありませんが、現時点ではないと判断しています。
●地底怪獣ガマロン 復刻版
箱のサイズは15.5×27×4.5センチで当時価格は700円。品番はART NO23065-700。
1983年9月、復刻版としてシュリンク形式で発売されました。
当時の広告です。通称白箱と呼ばれ、ガッパ、ワニゴン、ガマロンのゼンマイ歩行3怪獣が復刻されました。
●地底怪獣ガマロン 復刻版
箱のサイズは15.5×27×4.5センチで当時価格は700円。品番はART NO23065-700。
1983年9月、復刻版としてシュリンク形式で発売されました。
当時の広告です。通称白箱と呼ばれ、ガッパ、ワニゴン、ガマロンのゼンマイ歩行3怪獣が復刻されました。
復刻版の組立書です。サイズは21×14.2センチ。
初版組立書にある、タイヤ留め金具の穴図は、まだ残っています。 当然、修正金型は引き継いでいるのでプラモには残っていません。
初版と復刻版の金型比較です。
NITTOのモールド位置が若干違います。他では、復刻版は少し表皮のモールドが甘く消えている箇所があります。成形色は画像の通り、復刻は黄土色、初版は深緑色といった感じです。
ガマロンは、少年キング1966年16号4月から紹介された怪獣「ガマゴン」が元ネタではないかとの話を最近よく見ます。
※日本昭和トンデモ怪獣大全(辰巳出版・2020年5月25日初版発行)より
ガマロン発売の1966年11月売りの少年キングには「ガマゴン対ガニリ」の漫画が掲載されています。この時期の少年キングに日東科学の「ガマロン発売予告広告」がカラーで掲載されているので、名前は違えど、やはり繋がりはあるんじゃないかと考えます。絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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