~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第88回)
今回は、復刻版との違いなどを紹介いたします。
両社共に、見た目は初期発売の英字ロゴ版をベースに制作されました。
プラモパーツを全てソフビに置き換えた組立式。価格は6500円。電動機能や足裏タイヤなどは無し。ソフビ製なので、組立てるにはそれなりの技術が必要。リモコンBOXもソフビで再現され、リモコンコードは本物が入っているので、組立てれば見た目はマルサン電動ゴジラとなります。
おまけとして、原寸の「初期組立書」「足軸金属版の改変組立書」「マルザン版の組立書」の3種類と「赤ちゃんシリーズ」のソフビゴジラ(復刻)が付いています。 M1号復刻版は歯尖り、右腰の「宝」刻印無しのタイプになっています。
箱上には「復刻シリーズ・・・・・」の文字。 付属の組立書3種はオリジナルそのままのコピーではなく、品番に「‐」などを加え、微妙に変えてあります。復刻シリーズ第二弾は「大魔神(ソフビ)」でその後は出ていません。
●ノスヒロのマルサン「ゴジラ」(2000年頃発売/告知では1999年11月)
新設計の130モーター組込み済ギアボックスと目玉用赤色麦球を付け、歩行プラモデルとして復刻。価格は5800円。成形色はオリジナルに近い茶色(濃いタイプ)が基本ですが、グレー(発売当時、カートンに1個との噂)や金色、そして内部が見える赤透明色、イベント限定の無色透明もあります。ノスヒロ復刻版は右腰の「宝」刻印有りのタイプになっています。
当時のゴジラは足踏みするだけでちゃんと前に進まないと言われてきたが、ノスヒロのゴジラは写真のように足裏タイヤ周りや歩行システムなどを新規設計し、「ちゃんと歩くゴジラ」を目指して制作されています。 復刻二弾にマルサン電動「ウルトラマン(組立プラモ)」もあります。
●バンプレストのミニプラモ「ゴジラ」(2004年12月発売) 見た目はマルサンの「ゴジラ」なのでおまけ紹介。
食玩TOYブームに乗ったマルサンとバンプレストのコラボ企画。「ミニプラモデルコレクション」の一つで定価525円(税込)。ゴジラ以外にバラゴン、エビラなどもあります。
商品には塗装済みと塗装無しの2パターンがあり、上画像は塗装ありの物。シークレットはグレー色のゴジラ。 イベント会場限定で成形色が金や銀、他色なども発売されました。
ノスヒロ版との比較画像。
そのまま縮小されたかのような素晴らしい造形。
最後に、オリジナル箱との違いを紹介。
側面の黒文字をみると、復刻版は「英字ロゴ版一般箱」を参考にしているのがわかります。(英字ロゴ版一般箱については前回紹介)
そのまま縮小されたかのような素晴らしい造形。
復刻版は安値で気軽に入手できますのでお勧めです。
ぜひ、電動歩行する怪獣プラモデルを組み立て、当時を疑似体験して楽しんでください。
ノスヒロの復刻版第二弾のマルサン電動「ウルトラマン」も、しっかりと歩きますので、そちらもお勧めです。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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