~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第301回)
昭和の水物おもちゃやプラモデルの定番商品でした。
模型用として単品で発売されたのは、1967年(昭和42年)3月10日との記録があります。発売後2年間で約1000万個を超える大ヒットとなり、その後も長く親しまれましたが、2000年頃に生産は終了しました。
そして、これが日東科学のマリントレーラーです。
1965年の日東科学カタログにも紹介されています。
マリントレーラーは紹介した100円の単品売りもありましたが、上図のカタログ掲載のように、250円クラスの水物プラモに同封されていました。同封されたマリントレーラーの成型色はカタログ画像のように茶色だったようです。
箱中です。この時代のプラモデルは組立書が丸められて入っているのが特徴です。
成形色のオレンジ色が子供心をくすぐります。
そういえば、日東科学の水物プラモデル「水中ワニゴン」の成型色も、このオレンジ色でした。
水中ワニゴンは第98回の記事で紹介しています。
組立書です。 電池が水にぬれても長時間走ると紹介されています。
特徴は、
●絶対に船がたおれない。
●ユニット受けにより、どの船にもつけられる。
●モーターはTKK.No.13、単Ⅱ電池2本使用。
●ON/OFFのスイッチは先端回転式(水中モーターと同じ方法)
とあります。
●絶対に船がたおれない。
●ユニット受けにより、どの船にもつけられる。
●モーターはTKK.No.13、単Ⅱ電池2本使用。
●ON/OFFのスイッチは先端回転式(水中モーターと同じ方法)
とあります。
当時は、電池が水に濡れてすぐに使えなくなったという話もあったようです。
さらに同じような水中モーターキットが、「マリントレーラー」よりも2年早い1963年に、レベル社から「SHIP MOTORIZING KIT」発売されています。
袋には初期マルサンの電動怪獣にみられる凸モーターが見えます。
マリントレーラーよりも2年も早く、このようなものがプラモデルとして発売されていたのには驚きです。当然、日東科学はこのキットを参考にしたと思われます。
マブチ製の水中モーターはすでに市場から姿を消しましたが、現在もタミヤから水中モーターが発売されており、形状は多少変わったものの入手可能です。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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