~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第245回)
今回の絶版プラモデル情報局は、「昭和40年男」最新号が好評発売中とのことで、
連載している「みくに文具のプラモ棚」の補足情報をお届けいたします。
今号は、宮内の「怪獣王者 ゴージラ」と「コジラ」を紹介しています。
お手元の連載記事と共に補足情報をお楽しみ下さい。
●ゴージラのシリーズ怪獣、誌面で画像紹介していないゴーガッパとゴーモリです。
糸先のパーツは、ゴージラはミルク缶(よく見ると瓶?)でしたが、ベギラは「魚」、ゴーモリは「傘」、ゴーガッパは「きゅうり」となっています。
オリジナルの「コミックペンギン」「コーモリ」「子ガッパ」の箱替えで、箱中はそのままですので、ペンギンなので「魚」、カッパなので「きゅうり」、こうもりなので「こうもり傘」ということです。
ミルクシリーズなので、糸先のパーツは「ミルク缶」で統一でしょ?と思いますが、No.2のペンギンから、すでに魚に変更になっているので、ミルクパーツは重要要素ではなかったようです。
気になり調べましたが、発売時期から、マルサンのゴローの尻尾先の重しのミルク缶を参考にしたわけでは無さそうです。
●本文でふれた可愛いペンギンプラモはこちら。「コミック ペンギン」、ベギラのオリジナルです。
宮内の広告では50円との記載時期もありますが、価格は60円で、コジラの少し後の10月発売。 コーモリは11月中旬、子ガッパは11月20日とのこと。
因みに、「子ガッパ」は発売直前に「カッパ」から「ガッパ」に変更になったようです。発売直前までの広告と50年史データベース登録は「カッパ」の「子カッパ」になっています。
●ゴージラ発売時、コジラ金型に修正が入っています。
コジラ時期はタイヤゴム留めパーツが、車軸パーツのランナー枠にあったのですが、ゴージラではミルクパーツと同じ枠に移動しています。この移動で、大きかった車軸ランナー枠が半分の大きさになりました。
●コジラの箱裏です。
●コジラの緑色成形色です。
本文で紹介しましたが、コジラのパッケージに描かれている2匹のコジラのように、成形色は茶色と緑色の2色が確認されています。
推測ですが、兄弟の多いこの当時、今井科学の「象」や「くま」、「恐竜」、マルイの「恐竜出現(66年11月発売)」など、糸系トコトコ歩行のプラモデルは2体入りということがあり、コジラも2体入りを想定して開発されていたのではないか?と。なので、パッケージには2体のコジラが描かれている。
コジラと同じ、宮内の立ち上げ商品のローリングカーが100円だったので、コジラも2体入りで100円辺りを想定。その後に1体50円で検討されるも、50円じゃ無理そうとのことで、中途半端な60円で発売。 こんな流れを想像します。
●「古生物」として描かれているコジラのパッケージ画参考元ネタはこちらかと。
※ゴジラ復刻パンフレットより
首の向きは真横ではありませんが、首から下は同じかと。
そして、背景含め横顔はpyro(パイロ)の恐竜シリーズのティラノサウルスだと思います。
そして、背景含め横顔はpyro(パイロ)の恐竜シリーズのティラノサウルスだと思います。
※CLASSIC PLASTIC MODEL KITS (Rick Polizzi /COLLECTOR BOOKS)より
上図4種は2版箱で、60年代前半には流通していたようです。
タイヤが水車になっているので、水面に浮きそのままゼンマイで前進。パッケージには水中モーター使用可能とあります。
副題のエビガニ変身怪獣は当時の広告から。宮内は「変身怪獣」という単語が好きらしく、「コーモリ」にも「変身怪獣 コーモリ」と命名しています。
副題のエビガニ変身怪獣は当時の広告から。宮内は「変身怪獣」という単語が好きらしく、「コーモリ」にも「変身怪獣 コーモリ」と命名しています。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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