~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第206回)
今回は日東科学の「ファンシリーズ」を紹介いたします。
統一デザインに見える3種を紹介。箱のサイズは3種とも29×18×4.5センチ。
全てモーター付きでした。
「カクテルファン」「ミラクルファン」が1975年(昭和50年)で先発売です。
1979年(昭和54年)に「ロータリーファン」が加わります。
ロータリーファンの箱側面には3種が紹介されていますが、日東科学の当時のカタログには「ロータリーファン」が掲載されるようになった81年から、「カクテルファン」と「ロータリーファン」の2種類しか掲載されていないので、早い段階で「ミラクルファン」は製造ラインから外れた模様。 ファンシリーズには、おもちゃ的ギミックよりも実用性を主とした日東科学の方針が見受けられます。
●カクテルファン Cocktail Fan
75年6月発売で当時500円。1981年頃?に700円に値上げされています。
品番はART.NO.514-500。値上げ後はART.NO.514-700。
また、ST番号も値上げと共に?新規番号になっています。
紹介画像のNITTOロゴは「NITTO」版ですが、ロゴ変更された1978年までは「NITTO KAGAKU」ロゴ版になっています。
特徴としては、モーター付でスタンドライトやムードライトなど7種の楽しみ方ができます。
画像で見えない箱側面も見えている面と同デザインです。
75年6月発売で当時500円。品番はART.NO.515-500。
カクテルファン同様に「NITTO」ロゴ版と700円版があるはずですが、現状未確認。
画像で見えない箱側面も見えている面と同デザインです。
地味なパッケージからは想像できないほどの豊富なギミックが装備されている名作キット。
発売年の1975年といえば、少年探偵団bb7が放送されていた年なので、そういった需要も捉えて、もう少し派手な別パッケージでの低学年向けチャレンジもありだったのではと思います。
79年6月発売で当時700円。品番はART.NO.702-700。
画像の個体は700円版ですが、発売時の記録では500円とされているので、「ART.NO.702-500」もある可能性あり。現状は未確認。
パッケージにもあるように、筒内はプロペラ仕様ではなくローター仕様になっています。
1976年日東科学カタログより
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