~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第91回)
今回はオーロラのモンスターシリーズ「フランケンシュタイン」のプラモデルを紹介します。
●オーロラの「フランケンシュタイン」
●オーロラの「フランケンシュタイン」
この「フランケンシュタイン」がオーロラのモンスターシリーズ第1号。
1961年発売で当時価格は98セント。1/8サイズでした。
1961年発売で当時価格は98セント。1/8サイズでした。
特徴といえば、この当時はダンボール紙に直接カラー印刷ができなかったようで、カラー印刷された紙を厚箱に貼り付ける、いわゆる「貼り箱」となっています。 この「貼り箱」は、夜光パーツ入りのグローシリーズ正方形箱初期タイプまで続きます。
箱中画像です。成形色はグレー色。
品番はKIT NO.423-98。「98」というのが価格98セントの意味。
シールで「100」にした修正タイプもあります。1ドルに値上げという意味の模様です。
98セントという感覚は、当時DCアメコミが12セントの時代ですので、アメコミ8冊分から想像できると思います。
●オーロラ グローシリーズ
1969年、一部のパーツをグロー(夜光パーツ)にした「グローシリーズ」を発売。
CLASSIC PLASTIC MODEL KITS(by Polizzi)によると、オーロラには、以前から夜光パーツを使用したいという計画があったようですが、高額なため導入できず、その後、首、手、足などの一部分で使用できるまで価格も下がり採用されたようです。
初期は「フランケンシュタイン」「狼男」「オペラ座の怪人」「ミイラ男」「ガイコツ」「ドラキュラ」の6種がグロー版として発売。この初期6種のみ、縦長箱デザインとなっています。その後パッケージは正方形箱に変更となります。
正方形箱への変更は、グロー版初期箱(縦長)の形状&デザインが既に発売していたノーマル版箱と似ていたため、店頭から「グロー版」が分かり難いとの話もあり、素早く対応。その結果、発売年の1969年中に「正方形箱」へ変更になったそうです。
下画像は「オペラ座の怪人」の初版とグロー版初期箱です。
追加されたグローパーツの金型は新型。その際に「フランケンシュタイン」では「腰ひもの結び目パーツ」が追加されました。
●グロー版の正方形箱。
1969年に正方形箱へ変更になった「グロー版」は、箱が2種類存在します。
厚紙「貼り箱」タイプで、「(C)1969」と表示されている1969年~1972年発売分。
薄紙で箱に直接カラー印刷され、「(C)1972」と表示されている1972年~1975年発売分。
当然、(C)1969の「貼り箱」タイプの方が評価額は上となっています。
成形色は基本黒色で、追加されたグローパーツの顔、手足などがいわゆる夜光の白色。
●モノグラム版
オーロラ倒産後、1983年にモノグラムから再発売されました。
当時、国内でも大量に流通したので、なじみのあるパッケージだと思います。 国内流通時の価格は2000円ほど。
再販されたのは「フランケンシュタイン」「ドラキュラ」「狼男」「ミイラ男」の4種類。全てグローパーツ入りです。1983年というと、ちょうど国内でガレージキットが花咲いた年で、衝撃の名作、ビリケン商会のメタルナミュータントもこの年でした。
●ハセガワ版
1992年7月、ハセガワ(長谷川製作所)から出た「フランケンシュタイン」。
当時価格は2600円
今回紹介した以外でも、オーロラのハリウッドモンスターシリーズは、海外メーカーによって、数年毎に再発売されています。近年の再販物はロゴを「AURORA」のままで再現しているパッケージもあるので、当時物を探しているコレクターには注意が必要です。
今回は「フランケンシュタイン」をメインに紹介しますが、他モンスターのグロー版や再販も同じ流れを持っていますので、ぜひ、コレクションの参考にしてください。
フランケンシュタインでいえば、初期グロー版縦長箱が発売期間も短く現存数も少ないので、激レアとして、ノーマル初期箱よりも人気が高いようです。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
当時価格は2600円
モノグラム再販4種に加え、「オペラ座の怪人」もシリーズに入り、計5種のシリーズとなっています。シリーズ全て、なぜかスケールは1/9表記に。中身はオーロラと同じものですが、スケール物のハセガワとしては正確を期したのかもしれません。
グローパーツは無く、成形色はグレー色。腰ひもパーツは無し。
今回は「フランケンシュタイン」をメインに紹介しますが、他モンスターのグロー版や再販も同じ流れを持っていますので、ぜひ、コレクションの参考にしてください。
フランケンシュタインでいえば、初期グロー版縦長箱が発売期間も短く現存数も少ないので、激レアとして、ノーマル初期箱よりも人気が高いようです。
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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買取・査定・その他のお問い合わせは、お気軽に 03-5706-4039 まで
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