~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第87回)
今回紹介するのは、最初期のマルサン電動プラモデル「ゴジラ」を詳しく、
そして次号では、気軽に入手できる復刻版を紹介いたします。
ゴジラは、怪獣プラモデル第一号ですから、当然、マルサン怪獣プラモデルの中では発売期間も一番長いため、マルサンロゴの変更に伴い、ロゴ違いの箱が存在しています。
ロゴ違い3タイプです。初期発売箱と言われている物は、英字のマルサンロゴの物です。 また、プラモロゴ版には、側面のGODZILLAロゴが「黒色」「青色」の2種類が確認されています。
初期発売、最高峰のマルサン英字ロゴ版「ゴジラ」です。
改訂版の右側組立書は約A3で両面刷りです。このA3版への切り替えは、初期組立書が細かくわかりずらいのと、裏面のぬり絵に、ぬり絵応募の締切日が書かれているため、締切日後の使用ができなくなったためと思われます。このA3版は、マルザンロゴ版登場まで使用されることになるので、金型修正による改訂版もあります。(←2021年ではもう少し違う解釈になっています。)
実は、初期出荷物は「箱」にも違いがあり、その最初期箱は、さらなる超激レア品となっています。
違いは、箱側面にあります。
※一般箱の側面画像はゴジラTOY博物館(発行/株式会社バンダイ)より
これは、下段ギリギリの位置にあった黒文字まで裁断される場合があり、その対処法として、できるだけ黒文字を上にずらしたためと思われます。 マルサン商店「初」のキャラクタープラモデルですから、社として力も入れ、直ぐに対応したのでしょう。
当時の裁断技術は、現在のように正確ではないため、下段の文字が半分しか無かったりと、1960年代の「プラモデル箱」には割と良く見かけるミスです。裁断が少し斜めになっていたりする物も、そのまま出荷されたりしている時代でした。
裏面がぬり絵になっている初期組立書は、ぬり絵応募の締切が、「昭和40年(1965年)1月31日」と記述してあります。当然、1月31日直前出荷ロットの組立書は、A3版に切り替わっているので、この初期出荷物は、ほんの1ヶ月程の期間しか市場に流れていなかったことになります。コレクター間では、日東科学の黒箱ガメラと同じく、人気の高い、謎の逸品となっています。(←2021年ではもう少し違う解釈になっています。)
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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