~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第77回)
今回は、今井科学の「秘密トレーラー」、初期箱と後期箱を紹介します。
プラモデルもサンダーバードを大ヒットさせた今井科学から発売されました。
1968年7月発売で当時500円。モーター走行の大型キット。コンテナはボタン一つで開き、車内ボタンにより、格納されている追跡戦闘車(ゼンマイ走行)を発車させることができます。ゼンマイ走行のミニ強力装甲車やパトロール車、どれでも1台収納させることができました。
●初期箱
箱サイズは約23.5×34×6センチ。1968年7月発売で当時500円。KIT NO.1122。RE-14モーターによる電動走行。ゼンマイ走行のミニ追跡戦闘車付。付属の追跡戦闘車は単品売りのミニ追跡戦闘車とは若干違い、中央のタイヤはゴムタイヤからプラ製に変更になっています。
●後期箱
箱サイズは初期箱と同じで約23.5×34×6センチ。後期箱へは10月頃に変更されたとの記録がある。定価は変更なく500円。KIT NO.1122。
次は、初期箱と後期箱の箱絵以外の違いを紹介。
(2024.10.24 追加修正)
組立部分指示は使いまわしで同じですが、上図のように1枚目表紙の右下「イマイのマイボンド」枠内に初版と再版でデザイン変更あり。
箱中は、台紙に色の違いがあり、初期箱には、左側に蓋があります。
初版箱のコンテナ側面の銀色パーツは、ビニール袋入り。
上画像の初期箱の車体下の赤色パーツは、左箱に収納されているが、場所は後期箱と同じ、右中央だったと思われます。
初版箱のコンテナ側面の銀色パーツは、ビニール袋入り。
後期箱版では、各パーツにモールドが追加されているため、
組済みからでも、初期箱と後期箱の区別ができます。
組済みからでも、初期箱と後期箱の区別ができます。
「滑り止め溝」は、こんな感じで追加されています。
バットマークの「秘密トレーラー」、サンダーバード「秘密トレーラー」までは、モーター走行。その後はモーター無しのコロ走行となります。1969年頃、海外パラマウント社からも発売されています。仕様は後期箱と同じで、モーター走行です。パラマウント社からはスペクトラムヘリも発売されています。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
(みくに文具 上田大)
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