2013年5月13日月曜日

初心者必見! 絶版プラモ保存方法 その1

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第9回)

まさか、大切なお宝プラモデルを裸で積んでいませんか?

今回の絶版プラモデル情報局は、大切なお宝プラモデルの保存方法を紹介します。
保存方法と言っても、超簡単。透明袋に入れて、保存しておきましょう!ということです。

特に、プラモデルの箱や説明書は「紙」ですので、ほこりや濡れ、日光、蛍光灯などに非常に弱く、ダメージも受けやすくなってます。 

メーカーによって、箱の劣化速度は違うようですが、まずは「濡れ」や「ほこり」から大切なコレクションを守ってあげましょう。


~その1 透明袋に入れて保存する~

使用するのは、クリスタルパックという透明袋。
サイズが非常に豊富にあり、ロボダッチ大島などの大箱にも対応できます。
※写真の「S16-33」とは袋サイズが16×33センチということ。

全国展開している「パッケージプラザ」やネット通販で入手できます。
一袋、だいたい100枚入りです。
細かいサイズで多数揃えるよりも、料金的にお得な規格サイズもあるので、
まずは、A4とB4の2種を揃えておけば大体対応できます。


今回入荷した今井科学の「いも虫とアゲハ蝶」を使用して、手順を紹介してみましょう。
用意するものは、クリスタルパック、ハサミ、セルテープ、定規(ステンレスの薄厚)


まず、奥までぎゅっとプラモを入れます。


プラモを片側に詰め、反対側をセロテープで留めます。


入口の長く残りそうな部分をハサミで切ります。


先ほど短くした入り口の部分を写真のように、定規を当てながら折っていきます。
セロテープで固定してから、定規を抜き取ります。
ステンレスの薄厚定規を使うのは、スッと抜きやすいからと、
厚みのある定規だと、抜き取ったときに、袋に緩みができてしまうからです。

セロテープは長めに切り、終わりを折って先端を接着できないようにします。
そうすると、先端をつまむことができ、何度でも開けられるようにできます。


後ろも、定規を使い、耳部分は折り曲げてセロテープで固定しておきます。

(2024.3.26追加)
外側に折りたたんだ場合は、箱を積んだ時に側面が綺麗に見えます。


これで完成です。

クリスタルパックは光沢もよく、ある程度の強度もあるので、これで安心です。
(注意)クリスタルパックの耐久年はわかりませんが、5~8年ぐらいで入れ替え作業をした方が良いと思います。できるかぎり、made in japan製を。

しかし、数十万~数百万円の超お宝プラモデルや思い入れの強い自慢の逸品には、
やはり専用のアクリルケースを用意してあげましょう。

ネット検索で「アクリルケース」と打ち込めば、制作会社が出てきます。
サイズ指定の特注でも、アクリルケースは思ったよりも比較的安くできます。
こうなると、「The お宝!!」です。
強度があるので、このまま持ち運んで友達に自慢もできますね。
発注の際の注意点は、「サイズは少し大きめに」です(^^)




絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。

 (みくに文具 上田大)
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