~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第122回)
今回は、「絶版プラモデルの情報は、複数資料で確認!」
という格言を、実例を挙げてご紹介いたします。
絶版プラモデル界でも超人気お宝プラモデル「マジンガーZシリーズ」です。絶版プラモデルの資料本や特集記事などでも毎回紹介されています。
こんな超メジャーな絶版プラモデルでも、書籍では、間違った情報が掲載されていることがあります。
以前、私が絶版プラモデル特集を監修した「時代の旅人 02」と言う書籍です。
こんな超メジャーな絶版プラモデルでも、書籍では、間違った情報が掲載されていることがあります。
以前、私が絶版プラモデル特集を監修した「時代の旅人 02」と言う書籍です。
写真のように、「ジェトスクランダー付」は700円で発売されています。
書籍などで紹介する場合は、基本、初値を紹介します。
では、なぜ間違えたのか?
このようなミスが連鎖したのも大きな原因です。
~900円情報書籍~
●「究極プラモデル大全」(白夜書房・1999年1月発行・血祭氏著)
●「ガンプラ開発真話」(メディアワークス発行・角川書店発売・1800円・2006年4月5日初版発行)
●「ガンプラ開発戦記」(アスキー・メディアワークス発行・角川グループパブリッシング発売・743円・2010年12月10日初版発行)
●「時代の旅人 02」(大空出版・2015年7月20日発行)
●「究極プラモデル大全」(白夜書房・1999年1月発行・血祭氏著)
●「ガンプラ開発真話」(メディアワークス発行・角川書店発売・1800円・2006年4月5日初版発行)
●「ガンプラ開発戦記」(アスキー・メディアワークス発行・角川グループパブリッシング発売・743円・2010年12月10日初版発行)
●「時代の旅人 02」(大空出版・2015年7月20日発行)
~700円情報書籍~
正確に、700円と紹介されている書籍もあります。
●「小松崎茂 プラモデル・パッケージの世界」(大日本絵画・1999年5月発行)
●「バンダイ キャラクタープラモ年代記」(学研・2007年4月3日発行)
●「小松崎茂 プラモデル・パッケージの世界」(大日本絵画・1999年5月発行)
●「バンダイ キャラクタープラモ年代記」(学研・2007年4月3日発行)
確認作業として、当時の資料を参考にすることが大切ですが、
当時のバンダイカタログには、同じ表紙で73年版と74年版があり、73年版は700円との表記ですが、74年版では表記が900円に変更されています。ほぼ同じ内容ですが、値表記部分に変更がある場合があるので、両方の刷りで再確認していないとダメなわけです。
当時のバンダイカタログには、同じ表紙で73年版と74年版があり、73年版は700円との表記ですが、74年版では表記が900円に変更されています。ほぼ同じ内容ですが、値表記部分に変更がある場合があるので、両方の刷りで再確認していないとダメなわけです。
バンダイのカタログ自体、高額なプレミア品となっていますので、一般では所有というのは難しい所です。それでは、先ほどの「ジェットスクランダー付」を正確に700円と紹介していた書籍を、まずは信用していいのかと言うとそうでもないようです。
「ホバーパイルダー」の紹介記事を観てみます。初値は400円です。
「バンダイ キャラクタープラモ年代記」がバンダイカタログの73年版情報を元にしていたのであれば、ホバーパイルダーの初値は400円と紹介されるはずですが、なぜか、500円と紹介されています。500円という値段は74年版カタログに載っている値上げ後の価格です。 ということは、「ジェットスクランダー」700円紹介は、たまたまだったようです。
因みに、私が間違えなかったのは、所有のホバーパイルダーが400円表記で、さらに手の届くところにあったので、現物確認できたからです。
因みに、私が間違えなかったのは、所有のホバーパイルダーが400円表記で、さらに手の届くところにあったので、現物確認できたからです。
情報に違いを見つけたら、あなただけの探究の旅へ!!
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
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